今朝の朝日新聞でも、「共産が特例法に柔軟姿勢」と
出ている。
自公両党が妥協のカードを2枚示したそうで、
1枚目は、特例法が将来の天皇退位につながる「先例」
になる可能性に触れたこと。
2枚目は、皇室典範の付則に特例法の根拠規定を置く
ことだそうだ。
これで「特例法も実質的な意味の皇室典範だと示すため」
だという。
共産党の小池晃書記局長が「ここに注目した」と評価
したらしい。ここにとは2枚目のカードだろう。
「憲法に適合するものなら」との前提で柔軟に対応する
考えだという。
まったくあきれた。
まず1枚目は、特例法を将来の天皇退位につながる
「先例」だとしたら、「ルールなき先例化」となる。
自公は退位に際しての「天皇の意思」を認めていない
のだから、「強制退位」しか退位の要件がないことになる。
時の政権が、気にいらない天皇は退位させろと実行する
ことが可能になるのだ。
こんな危険なことはない!
「平和、平和」と述べる天皇は、戦争の邪魔になるから、
「また特例法で退位させてしまえ!」と企む政権が将来
現れたら、どうするのだ?
第2に、皇室典範の「付則」に特例法の根拠規定を置いた
ところで、特例法も実質的な皇室典範だということには
ならない。
小池晃氏は「ここに注目した」そうだが、「付則」という
抜け穴を作っても、実質的に「退位」と「譲位」は
「特例法」に大きく依拠することになるのだ!
「抜け穴」に賛成するとは小池晃氏はずいぶん甘いな。
そもそも特例法も皇室典範だというなら、典範の
「本則」に「退位のルール」を書き込めばいいではないか!
それをなぜ拒否する?
小池氏は、安倍政権がなぜ典範改正を拒否するかを
考えないのか?
まんまと「アナクロ極右」の考えに共産党が乗せられて
しまうとは全く驚く!
共産党が「アナクロ極右」に騙されるような軟弱な
政権なら、やっぱり期待できないな。
このブログを共産党関係者は小池氏に見せてくれ。
小林よしのりが怒っているぞと伝えてくれ。