埼玉・所沢の緊縛強盗事件受け、住民が訓練

山田みう
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 1日未明に埼玉県所沢市内で発生した緊縛強盗事件を受け、埼玉県警所沢署は15日、同市上新井4丁目で住宅への強盗を想定した防犯訓練をした。

 訓練には住宅を転用した公民館を使い、住民27人が参加した。2人組の男がハンマーで窓を割って家に入ってくる想定で、住民はまず、侵入前に「男たちが家に入ってこようとしています」などと110番通報した。自宅の場所や強盗役2人の特徴などを伝え、駆けつけた警察官が2人を取り押さえるという流れだ。

 訓練前には署員が強盗被害を最小限にするための対策を伝えた。最も重要なのは、なるべく早く110番通報をすること。1日の事件でも、被害者が「若い男数人が、家のドアをたたいて、家の中に入ってきた」といち早く通報したことで、容疑者らの早期逮捕につながったという。

 ほかにも、窓ガラスに防犯フィルムを貼る▽センサーライトを設置する▽窓のサッシなどの見えないところに補助錠を取り付ける――など、強盗が簡単に侵入できないような工夫も挙げた。

 所沢署の渡部久一郎生活安全課長は「緊急時にはためらうことなく、110番通報してほしい」と話した。(山田みう)

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この記事を書いた人
山田みう
さいたま総局|高校野球・県警担当
専門・関心分野
教育、文化