先日会社向けに購入したDell Precison Tower3420で発生した、ウォッチドッグタイマーに関する現象のまとめ。
ウォッチドッグタイマーとは「一定の時間、正常なアクセスがされなかった場合はシステムがハングアップしていると判断し、サービスやハードの再起動や電源OFF等を実行する」為のハードウェアの事。
周りに人がいない環境で動作させるサーバーならともかく、常に人が触っているクライアントPCでは微妙な仕組みかも。
発生環境
- 対象端末:Dell Precison Tower3420
- OS:Windows8.1 Pro(64bit)
現象と対応
Windowsへのログイン後、下記のダイアログ「
WDT(Watchdog timer)機能は現在無効になります。この機能を有効にするには、BIOSセットアップメニューにWDT configurationを"On"にします。今システムを再起動しますか。」がログインの度に毎回表示されるようになった。

このダイアログは購入直後は表示されておらず、購入後2週間ほど経ってから表示されるようになった物。
ダイアログに従って「はい」を選択すると再起動するが、再度ログインすると同じダイアログが表示されてしまう。「いいえ」を選択すれば普通にPCを使用できるが、ログインの度に表示されるのでキリがない。
そこでPCの電源ONの直後に[F2]を実行してBIOSを起動、[
Maintenance > Enable Watchdog Timer > Watchdog Timer Support]にチェックを入れて起動した結果、問題のダイアログが表示されなくなった事を確認した。
何らかの理由で該当箇所のチェックが外れてしまった事が原因だろうか。
後日Dellにも問い合わせてみたが、ファームウェアバグ等が原因ではない様子。また勝手にBIOS設定が変わってしまうのもレアケースとしては存在するとの事。
とりあえずBIOS設定を戻して様子を見て、それでもダメならBIOSをアップグレードして欲しいとの回答だった。
まんまコチラで行った対応の通りなので、おとなしく様子を見る事とする。
また、自宅にあるPCのBIOSを確認するもウォッチドッグタイマーに関する設定は見当たらず。ハードウェア的に実装されていないのか、それとも変更させたくないのかは不明。
ただネット上でのウォッチドッグタイマーに関する記事を見る限り、WindowsUpdateをしっかりやっておけば問題は無いものと思われる。
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- 2016/03/09(水) 22:52:41|
- Windows
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