「バーチャル寺院」を大正大学が管理・運営へ 学部新設構想も
仏教学部があり、全国に5宗派の約1万6千の宗門寺院を持つ大正大学(東京都豊島区)は今秋から、インターネット上の「バーチャル寺院」づくりに着手する。100周年を迎える2026年までに情報科学部(仮称)の新設を構想し、バーチャル寺院の管理・運営ができるようにしたいという。
大学が拠点となり、卒業生約4万人のネットワークを生かしながら、各寺院のホームページづくりや、法要、写経、説法などを可能にするソフトウェアづくりなどを支援し、デジタル技術で寺院の機能を強化する構想だ。
デジタル技術によって、ウェルビーイング(心身の健康)などに関する学習コンテンツを配信し、地域の人々がお寺に集まって住職と交流するきっかけにしたり、お寺に来られない人にもリカレント(社会人の学び直し)教育や仏教に関するコンテンツを提供したりするのが目的という。
バーチャル寺院づくりの背景にある危機とは?大正大学の理事長が記事後半で語ります。
「寺子屋ネットワーク」と称…
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- 森下香枝
- 編集委員|中高年問題・終活担当
- 専門・関心分野
- 終活、中高年のセカンドライフ、事件など