iOS の DNS 設定アプリ "DNSecure" で広告ブロック

概要

広告ブロックとして ADGuard Home を検討していたが導入がうまくいかず、ひとまず ADGuard DNS を利用してみることにした。iOS で容易に設定するため DNSecure というアプリを使用することに。

github.com

一番のメリットは Safari だけでなく他のアプリ内広告もブロックできること。

インストール、起動

すでに項目の順番を並び替えてしまっているが、上2つに来ているものがメインで使用する DNS だ。

  • Google Public DNS

    広告をブロックしたくない時に使用する。アプリで広告視聴することによって恩恵が得られる場合、こっちに切り替えてブロックしないようにする。

  • AdGuard DNS (Block Ads / Trackers)

    広告をブロックしたいときに使用する。こちらがメイン。だいぶ下の方にあるため項目移動を推奨。

設定手順

  1. AdGuard DNS を選択し、"Use This Server" を有効にする

  2. 一覧に戻る。画面下部が Inactive(非活性) となっている。iPhone 側の設定も変更する必要がある。

  3. iPhoneの設定から、"一般 > VPN とデバイス管理" を開く。DNSの項目を変更する。

  4. DNS を開き、DNSecure を選択する。

  5. DNSecure のアプリに戻ると、画面下部が Active(活性) になっているのが確認できる。

動作確認

自分が良く見るサイトやアプリなどを使って広告が表示されていないことを確認すると良い。 ※Safari だけでなくアプリの広告もブロックされる

その他補足

  • あえて広告を表示したい場合、 Google Public DNS の "Use This Server" をオンにすると良い。戻す場合は AdGuard DNS をオンにする。

    ※"Use This Server" をオフにしてしまうと "設定 > 一般 > VPN とデバイス管理 > DNS" の設定も元に戻ってしまう。これは面倒なので、2つのDNSを"オン"に切り替えるだけの方が良い。

  • このアプリを導入する際、既存の類似アプリ (AdBlock や 280blockerなど) はオフにして良い。"設定 > Safari > 機能拡張" あたりで設定できる。

  • iPad で DNSecure を起動したときは横向きにすると左側に一覧が出る。縦向きの場合は左端から内側にスワイプすると一覧が出たと思う。

まとめや余談

本来は Raspberry Pi に ADGuard Home を入れて広告ブロックを考えていた。dig コマンドで動くのは確認出来たが iOS などで設定してもうまくいかず。またルーターDNS 設定を変更できると良かったのだが、IPoE 接続のためか変更できないため諦めた。

そんな中、DNSecure の存在を知り試してみることにした。これはこれで良かったと思っている。

次は、Raspberry Piルーターとして稼働し、dnsmasq で DNS 設定してみようかなと思案中。うまくいけば wifi の向き先を変えることで家の中が対応できる。