忙しい経営者と話す時間を
いかに実りあるものにできるか。
失敗から学んだ大切なこと。

INTERVIEW

今市支店 渉外係 塚田 大樹 2019年入行

大切なのは訪問前の準備

 入行2年目に渉外係となり、法人と個人事業主を担当することになりました。知識も経験も不足していた私は、まず足を使ってお客さまと信頼関係を築こうと考えて動いてみたものの、その気持ちが空回りして、失敗してしまったことがあります。あるお客さまにアポイントを取って訪問し、ご挨拶と雑談だけで終わってしまった時、「用事や提案は何もないの?」とポツリとお客さまが漏らされた一言が胸に刺さりました。仕事で飛び回っている忙しい経営者がわざわざ時間をつくってくださったのに、自分の考えが足りなかった。30分でも時間を取っていただくなら、その時間を有意義だったと感じていただけるようにしなければいけない。そう猛省し、以後は必ず訪問先の資料に目を通し、周到にご提案の事前準備をしてから訪問するようにしています。

 いつもお客さまの身になって考え、お客さまのためになるご提案を心がけているうち、その気持ちに応えてくれるかのように成約の件数が増えていきました。「転勤しないで、このままうちを担当してね」という言葉までいただけるようになり、もっと頑張ろうという意欲がわいてきます。

入行後に金融を一から学ぶ

 銀行に就職するのは、金融や経済を学んだ人ばかりではありません。私が大学時代に学んだのは心理学。仕事についていけるか心配でしたが、新入行員研修の際にいろいろな学部出身の人がいることを知り、教育制度もしっかりしているのですぐに不安は解消できました。とはいえ、仕事をしていくには融資、法務、財務、税務などの幅広い知識が必要です。それらを身につけるため、私が目標としたのが資格取得。ゴールが明確なので勉強しやすく、成果も目に見えるからです。栃木銀行には資格取得をバックアップする制度があるので、それを利用して銀行業務検定の法務や税務、FP2級を取得し、現在はFP1級と宅建の資格取得を目指して勉強中です。また、資格を取得するだけで終わらず、それを実際の仕事に生かしていけるよう努力したいと思います。

 一方、仕事で困ったときは、上司や先輩からの助言が頼りです。とても相談しやすい雰囲気で、忙しい中でも一緒に考えたり調べたりしてくれるので、一人で問題を抱え込むことなく安心して働くことができます。

INTERVIEW インタビュー動画

MESSAGE 学生の皆さんへ

皆さんは、趣味など何か夢中になれるものはありますか? 私は仕事以外のことでも楽しく話せる人と一緒に働きたいと思っています。それはきっと視野が広がり、人間的にも成長できると思うからです。もちろん、仕事も大事。銀行の仕事はどんどん広がっているからこそ、新しい業務を覚えるのはとても楽しいものです。いろいろ学ぶことで、行員としても人としても成長していけます。