妻殺害の罪 元県議の丸山大輔被告の裁判 16日に初公判
塩尻市内の自宅兼店舗で妻を殺害した罪に問われている元県議会議員の丸山大輔被告の(50)裁判員裁判は、今月16日に始まり、証人尋問を中心にあわせて24回の公判が開かれることになりました。
元県議会議員の丸山大輔被告(50)は、2021年9月29日の未明、塩尻市内にある自宅兼店舗で妻の希美さん(当時47)の首を何らかの方法で圧迫し、窒息させて殺害したとして殺人の罪に問われています。
これまで、裁判の争点などを絞り込む「公判前整理手続き」が行われてきましたが、手続きが終わったことから長野地方裁判所が裁判員裁判の詳しい日程を明らかにしました。
それによりますと初公判は来週16日に開かれ、予備日も含めて証人尋問を中心にあわせて24回の公判が予定されています。
来月26日には希美さんの親族による意見陳述が行われ、12月23日に判決が言い渡される予定です。
関係者によりますと、裁判では捜査にあたった警察官など20人以上が証言を行い、防犯カメラの映像などが証拠として提出される見通しです。
検察は被告の認否を明らかにしていませんが、弁護側は「犯行時間帯には長野市の議員会館にいた」として無罪を主張する方針で、被告が犯人かどうかが最大の争点となります。