相次ぐ強盗事件への対処法 ブランド品買い取り販売店で訓練
「闇バイト」を実行役にした強盗事件が首都圏で相次いでいることから、横浜市のブランド品の買い取り販売店で強盗が押し入った際の対処方法を確認する訓練が15日行われました。
横浜市中区の繁華街にあるブランド品の買い取り販売店で行われた訓練には、店の従業員や警察官などおよそ30人が参加しました。
訓練は覆面をした2人組が押し入ったという想定で行われ、犯人役の警察官が手に持ったバールで従業員を脅しながらショーケースをたたき割るふりをしてわずかな時間で商品を奪っていく様子を実演しました。
このあと警察に通報する際のポイントを学ぶ訓練が行われ、従業員たちは警察官から店の住所や被害の状況、それに逃げた犯人の特徴などを伝えることが大切だとアドバイスを受けていました。
首都圏ではことし8月以降、「闇バイト」を実行役にした強盗事件が相次いでいて、神奈川県内ではことし8月と先月、厚木市と鎌倉市で質店が狙われる事件が起きています。
神奈川県警察本部の臼井謙犯罪抑止対策室長は「防犯カメラや非常通報装置を取りつけたり、防犯マニュアルを作成したりするなど、それぞれの店であらかじめできる対策をとってもらいたい」と話していました。