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どうにかなるから大丈夫。

熱海の家を誰でも使えるように開放している。この家は、私が家なし生活の日々を送っていた時、心ある読者の方が「さすがに家のない生活は大変でしょう」と、購買してくれたものになる。先日まで利用者がいたが、今日からまた自由に使えるようになった。熱海には、山と海と温泉がある。なんだかいろいろ嫌になっちゃったという方は、誰でも自由に使える。家のものはなんでも自由に使ってよし。開けてはならない扉もない。玄関に出し入れ自由の財布を置いてある。お金に余裕のある人はお金をダンク、余裕のない人はそこからこっそり持ち帰ることができるようにしてある。

熱海の家は最高で、家に帰るたびに「最高だな」と思う。利用者がいる時、家主の私は家を出る。家があるのに家を出るなんて馬鹿じゃないのかと思われるが、一箇所に定住すると停滞する。家が最高だからこそ、最悪ここに帰ればいいのだと、安心しながら地獄で遊べる。逃げ場があるから大丈夫。逃げ場がないから不安になる。この家を人類全体の逃げ場にしたい、というのは真っ赤な嘘で、私は「面白ければなんでもいい」と思っている。家を開放しているのは、慈善事業をやりたいからではない。端的に、家を開放していた方が面白い目に遭えると思ったからだ。鍵をかけたことはないが、家にあるものが盗まれたこともない。

私と私の家の特徴は「自分の力だけで解決しようと思っていない」ことにある。無職の私に金はない。金がないと、通常、諸々の支払いに困る。だが、家を開放しているおかげで「光熱費の請求書が来たので払っておきました」とか「年金の催促が来たので全額払っておきました」とか、関係者の人々に助けられる。結果、どうにかなる。どうにかするのではない。どうにかなる。家や仕事を失ってこの家に来る人もいる。この家の風通しが良いために、他の人が来て「それなら仕事を紹介するよ」みたいな流れが生まれて、物事が展開することもある。無職も歩けば仕事を拾う。俺も歩けば家を貰う。場があると、人と人が出会って、化学反応が起き、予期せぬ方向に運ばれていく。

自分をオープンなものにしている限り、人間は死なない。自分をクローズドなものにすると簡単に死ぬ。これが、家なしの日々で得た教訓である。人は優しい。いまいる場所だけが世界ではない。信じられないことは起こる。心配よりも信頼をする。面白いことが起こりそうな方に賭ける。だから私は家を出る。家を開放する。呼ばれた場所には何処でも行き、家に来るものは誰でも迎える。ワークライフバランスなんて考えない。バランスを壊す。予定調和を壊す。自分を壊し、自分の人生を壊す。繰り返しになるが慈善事業ではない。困っている人しか使えないとか、条件はない。条件はない代わりに、細かいルールも制約もない。一切合切、不文律。地球の遊び方に、説明書はないんだぜ。説明書は、自分で書き改めるものだ。

精神的な借金取りになるような生き方は惨めだ。これだけのことをしてもらったのだからこれだけのことをしなくちゃとか、これだけのことをしてあげたのだからこれだけのことをしてもらわなくちゃとか、全部、微妙だ。ダサい。面白くない。人間、生まれたからにはギブ・アンド・ダイ。与えて与えて与えまくると、銀河から与えられる。今、この瞬間から自由になる。条件付きの自由など認めない。今、ここにある自由だけを信じる。信じて欲しいと言う前に、自分が自分の運命を信じる。勝ち負けよりも、優劣よりも、楽しく生きる。生き方に正解はないのだから、生き方に間違いもない。他人がどう思うかではない。自分がどう思うかだ。熱海の家を使いたい人は、他の人と被ると大変なので、事前に連絡をしてもらえると助かる。変だと思われてもいいじゃない。いい子なんてやめちまえよ。俺の家は、かっこいいぞ。

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おおまかな予定

10月16日(水)静岡県熱海市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)

連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com

SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z

バッチ来い人類!うおおおおお〜!

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どうにかなるから大丈夫。|坂爪圭吾
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