横浜の中古ブランド品店で強盗対処訓練 バール持つ2人組侵入を想定、相次ぐ事件受け実施

神奈川県警が行った強盗事件を想定した対処訓練=15日午後、横浜市
神奈川県警が行った強盗事件を想定した対処訓練=15日午後、横浜市

首都圏で闇バイトによる強盗事件が相次いでいることを受け、神奈川県警は15日、中古ブランド品などを販売する「ロデオドライブ横浜関内店」(横浜市)で事件が発生したとの想定で対処訓練を実施した。

訓練には警察官や従業員など35人ほどが参加した。バールを持った2人組がショーケースから貴金属を奪って逃走し、駆け付けた警察官が付近で取り押さえた。現場の状況や犯人の特徴などを従業員が警察に正しく伝えられるかも確認した。

同店の柴崎知洋さん(43)は「訓練でもうまくできないことがあった。平時から事件が起こる可能性を想定することが必要だと思った」と話した。

臼井謙犯罪抑止対策室長は「非常通報装置や防犯マニュアルを設置するなどの対策を取ってもらいたい」と呼びかけた。

県内では今年に入り、質店や貴金属店を狙った強盗が7件発生している。

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