Chapter 01

はじめに

sta
sta
2024.09.28に更新

本書について

提供形態

今見ているウェブサイトの形で、無料で公開しています。

その他には以下も公開していますが、IT 上級者向けです。

想定読者

以下を対象とします。

PC(パソコン)を使って活動していて、特に「タスク管理」という言葉を知っており、かつやり方や考え方やツールなどを自分なりでまがいなりでもいいので取り入れている人

デスクワークに限らず学業や日常生活やその他趣味による活動も想定していますし、年齢や職種や業種も問いませんが、上記に当てはまらない人には「未知の分野」となりハードルが高いかもしれません。

普段はパソコンを使わずスマホや手帳を使う人も問題ありませんが、一部コンテンツは(PC を前提としているため)当てはまらないことがあります。

本書のテイストと章構成

淡々と解説します。なるべく平易な表現・例・たとえを、また必要に応じて箇条書きによる列挙も使って、わかりやすく仕上げています。内容としては権威的に保証されたコンテンツを噛み砕くというよりも、まだ体系化されていない荒波を筆者なりにまとめるものとなります。またビジネス書や自己啓発書に見られるような「ストーリー」は書きません。

構成としては、「部」として章をグルーピングしています。各部は次のようになっています。

  • 第 1 部では、タスク管理の全体像を眺めていきます
  • 第 2 部では、本書が主に扱う「個人の」タスク管理の基礎として、様々な戦略やスタンスを整理します
  • 第 3 部では、タスクのようでタスクではないものを個別に詳しく見ていきます
  • 第 4 部では、応用編としてタスク管理に関する周辺概念(例: 習慣、割り込み、振り返り)を詳しく見ていきます
  • 第 5 部では、高度編としてテキストベースのタスク管理のあり方を提案します

第 1 部と第 2 部では俯瞰を意識しています。様々なやり方・考え方・あり方を整理しており、ご自身に合うものを探したり「そんなのもあるんだ」と出会ったりすることを期待します。

第 3 部と第 4 部では、より実践的な話題を扱っています。タスク管理そのものというよりは仕事術やライフハックの文脈で聞いた言葉が多いと感じるでしょうが、タスク管理とも無関係ではなく重要なものです。

第 5 部では、テキストベースによるタスク管理のあり方を提案します。

いずれにせよ章ごとに独立した内容となっているので、興味ある部分から読み進めることができます。不明な用語が出てきたら、リンクを辿って定義を確認するなり、本書を漁って探すなりしてください。ただし第 5 部に限っては、各章を順に押さえていかないと理解しづらい構成となっています。

用語について

太字 で記します。

本書では多数の用語が登場しますが、筆者が独自に定義したものと、一般的に、または界隈で知られているものとが混ざっています。必要なら各自調べることで判別してください。そもそもタスク管理というジャンルは学術的に確立されたものではなく、色んな人や組織が独自に用語を定めているのが現状です。用語という名前は絶対的なものではなく、特定の概念を指すための便宜上のものとお考えください。

特殊な用語について

  • X(旧Twitter) は X と記載します
  • Cosense(旧Scrapbox) は Scrapbox と記載します

脚注について

本書では脚注の書き方が少し特殊です(※1)。

脚注元には ※1 ※2 といった印を付けます。脚注先には箇条書きで対応を並べますが、この箇条書きは章末ではなく その印がついた節や項の 末尾に書きます。これにより、読者は脚注元と脚注先を行ったり来たりする距離が減ると思います。サンプルとして一つ書いてみているので、こういう感じかと体感してください。

    • 1 このような書き方を採用したのは、従来の脚注だと行ったり来たりする距離が大きかったからです。気合の入った紙の書籍であれば、レイアウトを工夫して上手く同ページ内に収められますが、本書のような Web ページベースの書籍にはそのレベルの表現力がありません。デジタルの場合は一般的には遷移してくれますが、遷移だと遷移前の情報が見えないため記憶が必要であり読みづらいです。折衷案として、行ったり来たりする距離を短くすればいいのではと考え、章末ではなく、印がついた「節や項の末尾に」書くことにしてみました。 筆者としては慣れれば読みやすいし、すぐ慣れるのではないかと感じます。読み辛かったらごめんなさい。

参考文献について

参考文献ページにまとめており、本文からリンクしています。逆リンク(参考文献ページから本文の言及箇所に飛ぶ)はありませんのでご容赦ください。

また書籍については Amazon へのリンクも張っていますが、アフィリエイト目的はありません。リンク先 URL を見ればわかるとおり、アフィリエイトパラメーターを廃した純粋な URL を使っています。

注意事項

  • 本書の内容に基づく運用結果について、筆者は一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。
  • 本書に記載されている名称には各社の商標または登録商標が含まれていることがあります。本書中では ™、®、© マーク等は表示していません。

筆者について

吉良野すた(sta, stakiran)と申します。

吉良野すたホームページ

連絡先につきましても、上記ホームページを参照してください。

更新履歴