首都圏で相次いでいる強盗事件で、さいたま市西区の住宅に侵入し女性2人に暴行を加え現金を奪ったとして、さいたま地検は11日、強盗致傷などの罪で実行役とされる川崎市の建設作業員、岩元一騎容疑者(26)を起訴した。
起訴状によると、氏名不詳者らと共謀し9月18日、さいたま市の住宅で勝手口のドアのガラスをハンマーでたたき割り侵入、60代と80代の女性に「金を出せ」「財布はどこだ」などと言い、粘着テープで縛る暴行を加えてけがを負わせた上、計約10万8千円などを奪ったとされる。
埼玉県警によると、実行役らは交流サイト(SNS)を通じ闇バイトに応募。指示役が秘匿性の高い通信アプリを使い命令していたとみられる。