さいたま市西区の公園の仮設トイレで男性(34)に暴行を加え、スマートフォンなどを奪って車に監禁したとして、埼玉県警は10日までに強盗致傷と逮捕監禁の疑いで、20代の男2人を逮捕した。被害男性を含む3人は面識がなく、いずれも闇バイトに応募。県警は同じグループ内でトラブルがあったとみている。首都圏で相次ぐ強盗事件との関連の有無も調べる。
逮捕されたのは東京都小平市小川東町、無職、佐藤拳太容疑者(25)と、住所不定、職業不詳、饗庭元容疑者(21)。
県警によると、被害男性はSNSで闇バイトに応募。秘匿性の高いアプリを通じ、指示役からスマホの購入を命じられた。その後、報酬をもらうため公園に行ったという。
逮捕容疑は8月27日夜から28日未明、さいたま市西区の公園で近くに住む派遣社員の男性を仮設トイレ内から引きずり出し、スマホと車の鍵を奪った上、車に押し込んで監禁した疑い。男性は腕に軽傷を負った。