#第七王子 Pの櫻井です。
今作では絵コンテの代わりに
Vコンテに色々な情報を加えた物を
アニマティクスと名付けて作っています。
構想はずっとあったものの初めて挑んだので
1話は想定の倍の時間が制作にかかってしまいました。
しかし、その有用性は想像以上の物でした。
櫻井司
櫻井司
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櫻井司
@sakurai_anime
つむぎ秋田アニメLab代表。
失敗を恐れずいっぱい挑戦するアニメ会社やってます。
自社のアニメだけでなく色々なアニメに携わっております。
Joined December 2023
櫻井司’s posts
俺が頑張って予算無い中必死に描きましたwww
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転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます【公式】
@dainanaoji_pro
Blu-rayを豪華にしすぎてCM作る予算がありませんでした。
#第七王子 #dainanaoji
#第七王子 Pの櫻井です。
この話数くらいに溜まりに溜まった疲労が出て長くぶっ倒れてました。少数だと人員管理は楽なんですが一人ひとりの負担が大きいのと1日の就業時間が長くなるのが避けられないので早く人が増やしたいです。アニメ業界目指すなら是非とも弊社も候補に!
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#第七王子 Pの櫻井です。
色々溜まっていた不具合がわかる形で表面に出始めた頃です。一番は原画班がコンポする予定だったのがスケジュールが押し現実的では無くなってシート検査システムの見直しを余儀なくされました。結局シリーズ通しての問題になり次シリーズは全く新しい内部管理になりました
第七王子の制作に携われたお陰でアニメ制作会社として世間に認知される様になって良かったです。とは言え綱渡りの挑戦を続けている会社なので応援をして頂けるファンクラブ的な物を始めようかと思います。裏側について呟いてるのもその一環です。因みに動仕の国内産業回帰の啓蒙活動もしてます
#第七王子 Pの櫻井です。この作り方はまだまだテスト段階ですが一旦は満足いく結果になりました。まだまだ課題だらけであれも足りないこれも足りないとなっている現実もあります。社内でもこの手法に対する理解と言うのは終わってみた結果生まれた所も多かったので今後説明の仕方は考えないとですね
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#第七王子 Pの櫻井です。今作依頼当時は明治撃剣の修羅場中ですが未発表。狂骨の成果発表くらいしか表立った実績がありませんでした。それなのに通常の絵コンテ作らない、演出も原画も全話同チームでグロス無し、制作も無しフリーランスも無し、等々製作委員会様が良く了承して頂けたと今でも思います
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作画が安定していると有り難い感想頂きありがとうございます。安定を支えているのは原画班による原作監と動検で基本的に全カット見るシステムです。原画演検の変わりに動画班による2原の剪定作業で出来うるか切り素材の整えやっています。絵のクオリティではなくシステムでの安定を重要視してます。
#第七王子 Pの櫻井です。#3のアニマティクスより抜粋です。
この制作方法には様々な困難がありました。
一番の問題は全話固定したスタッフ以外では
制作を続けるのが無理な事でした。
原画・演出を同一のスタッフで最終話まで走れるのか?
この不安と戦うのがPとしての一番苦しい事でした。
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#第七王子 Pの櫻井です。今作BGがオール3D箱庭で作成いたしました。チームとしての歴は浅いですし3Dモデリングも1からチームで勉強してやると言う試みに挑戦し次に繋がる想定通りの仕上がりになったし社内で全てやり切れたのは本当に嬉しい限りです。今も新しい試みにチャレンジしています!
#第七王子 Pの櫻井です。6話までは作監を社内でやっていたのですが、7話からはマスケットさんにお手伝いしています。作監よりラフ原画の作成を重要視した結果です。早く作監専属スタッフ作りたいです。
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#第七王子 Pの櫻井です。
2話のアニマティクスより抜粋です。
初期話数は演出や原画陣もまだまだ手探りで作っていた時期です。今作はお芝居の大本は打ち合わせからアニメーターが作ると言う事にチャレンジしました。その動きを演出がムービーチェックしてお芝居のOKを貰うという体制にしています。
#第七王子 Pの櫻井です。 今作シリーズ構成が最後まで作品に付き合います。シリーズ構成率いる文芸チームが制作の為の資料集分類し従来の設定制作部分も担保します。シリーズ構成の下に背景班もおります。文芸チームを何故作ったか? 資料と称し図書館並みにいっぱい本買って管理して貰う野望の為
制作進行無しは制作システムを追求した結果です。制作進行の仕事が要らない訳では無いです。むしろ通常の制作システムでは最重要のスタッフだと思います。絵コンテをやめようって言った時も一緒ですね。絵コンテも重要だけど今は時間と金銭的効率悪いよね?って言うのが上手く伝わらなかったです
作画の外注を追っかけるべき制作進行いないので作画のコーディネートが無いです。作打ちの個別段取りが演出を含めてないです。打ち合わせ1回で終わります。定番の前話数までの内容説明も作打ち前の説明もないです。進行車も無いからデリバリーが無いコピー機も無いのでスキャンもプリントも無いです。
人材募集してるんで一応どんな人が欲しいかと言うと絵も描いて色も塗ってコンポもして管理もしてゲームエンジンも触って3Dアニメーションも仕事で何でもするのに抵抗ない人です。これ背景もアニメーターも撮影もです。絵だけやって管理は制作にーって人は結局辞めちゃうのでウチ向きじゃないです。
国内社内動画7千枚仕上げ1万枚って国内のアニメ会社を問答無用で薙ぎ倒しにかかってる感あるっていうか、新時代のアニメビジネスの始まりの法螺貝ですね。加えて次世代プロツール開発。投資額が誰も真似できない。多分西東京の2社が完全一強になったのの証明ですね。
アニメーター予備校は無事法人化をすませ秋田アニメ予備校になりました。アニメーターじゃなくなったのはそれ以外も教えてるからです。所謂専門学校じゃなくて職業訓練校です。座学じゃなくてひたすら技術追及が目的です。目下の悩みは教える人の少なさ…
最終話最速ご視聴ありがとうございました! なんとか12話までラフ原画内製でやり切る事が良かったです。こう言った作り方が零細スタジオでもチャレンジする意義がある事が少しでも示せていれば良かったです。
本日の9話放送よろしくお願いします!
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転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます【公式】
@dainanaoji_pro
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この制作体制なんですがかれこれ2年以上やってる上に全く隠してないどころか僕は自慢げにSNSで書いたり監督は周りに言ってたんですが誰も信じてくれ無さ過ぎて余り表立って言わなくなった経緯があります。ようやく世間に認知されて良かったです。ありがとうございます!
クレジットも特徴的な作品になっております。クレジットマニアの人はクレジットも話数重ねる程普通とは違った意味で楽しめると思います。これが一体いつまで続くんだ? いや流石に次の話数では…と言う謎の緊張感を持って最終話までお付き合い頂けると幸いですw #第七王子
あーやっぱり凄く出来る勢はアナログのクリンナップの技術が簡単に出来ちゃってるからあのハードルの高さ理解してないんだな。あれのせいでダメアニメーターは週6働いて技術保持してたのに。座学と現場の技術の同一視とかマジ危険過ぎる。
僕は運よく動画時代に版権トレスとか死ぬほどやらされて(当時は恨みながらやってたw)線に対する拘りを教えてもらったけど、2000年の時点で原画に上がるのは動画経験半年か1年くらいの同期多かったので版権トレスもロストテクノロジーになってると思います。ウチのアニメーターには教えてます。
色々新しい事をやってる体の認識の方もいるので。全て既存の既に確率した事の組み合わせです。やろうと思ったら誰でも明日にでも挑戦可能ですが商業アニメは産業なのでそのルールを守る事が金銭的な得になるシステムの構築と維持が肝要です。通常の商業アニメーションのシステムだと不可能に近いです
制作費の殆どが人件費であるアニメ制作でAI 活用拒否した場合は確実に後発で日本風デジタルアニメ制作に乗り出した海外に負けるでしょうね。特に日本はAI アレルギーが凄いし正社員雇用の闇部分で中小企業の成長妨げられてるので競争力が元々ないんですよね
多分皆さんが勘違いしてる点として明治撃剣も第七王子も会社の作る労力は同じくらいだと言う点です。制作進行無しでやってますが管理がなくなったり自動化するわけじゃないです。基本的にやらなければならない事はなくなりません。
因みにVコンテって言うのはラフ原画の線撮を荒編集した物です(業界あるあるで人によって解釈は色々あり)。外国のスタジオに居た頃私の周りではよくスタッフがアフレコして声もつけていました。声の代わりにコンテっぽいダイアログや説明文の文字情報付けた物が弊社版アニマティクスです。
自分のアニメ作りの思想として原画からリテイクまで関わってこそのアニメーターって言うのがあります。この当たり気をつけないと演出-作監-リテイク-撮影で自分の担当箇所直されてる所がわからないので成長ないと思ってます。だから撮影までやるしラフ原だけ関わるって言うのはやらせないです。
6話まで来ましたが原画の内製と演出の固定まだ達成してます。残り話数も果たしてやり切ったのか映像でお確かめ頂けると嬉しいです。引き続きよろしくお願いします! #第七王子
寄せ書き用の絵を頑張って描きました。カウントダウンの時の様に本編でありそうであり得ない物にしました。
出来る人見てシステム構築しちゃいかんのですよ。出来ない人をどうできる様にするかなんで。技術職って恐ろしい程才能に左右されます。出来る人の為に現場前教育は究極要らないまである。勝手に自分で出来ちゃうので。それが現行でも他の国でも上手い若手が出る理由。足りないのは普通の人。
この手の手法や組み合わせによって新しく見える事をやるのは実は簡単です。全て未知の事ではなく既知の手法だからです。なので単発のプロジェクトで何かを犠牲にすれば実現は誰でも出来ます。人数が少ないほどそのハードルも下がります。難しいのは事業としてやる事、利益でるまで継続する事です。
最終話は残った原画スタッフも全員参加し、私も撮影監督のご指名で撮影させて頂きました。プラグインの余裕がないから無理と言ったら不要でやれるカットがキッチリ選ばれておりました。お陰様でT光なんて物はないって理解できて良かったです。こんな楽しい工程は現役の時にやっておきたかったですなぁ
業務提携について弊社側の発表に合わせた準備が間に合っておらず反応していない様ですみません。単純にただの動仕会社の人間なのでこう言った大きな発表とか全く慣れてなくて対応遅いだけなので温かい目で見て頂ければと思います。
始まりました!未見の方も、暗殺者ギルド編前の復習の方も是非!