2024/10/14
自国の航空機や艦船の位置を、自国の測位衛星からの電波で正確に捕捉することは、独立国として重要な条件です。私は測位衛星「みちびき」の事業化を主導しました。
予算委員会での私の質問に対する担当大臣の答弁は次のとおりです。「今、委員からお話にあったとおり、まさに委員が宇宙政策担当として内閣府でお務めいただいていた際に、衛星測位システム『みちびき』の初号機が打ち上げられたと認識しています。」
「みちびき」は、自動車の自動運転や無人トラクターによるスマート農業といった産業インフラに大きく貢献しています。さらに、現在の安全保障環境を踏まえると、自国の衛星のみで測位を実現できることの価値とその貢献は非常に大きいと考えます。今後は、インドの東側から中国、東南アジア、オーストラリアまでカバーする予定であり、中国全域が含まれることで、我が国の安全保障への貢献は極めて高いものになると確信しています。
事業化に向けた合意形成の際、2000億円を超える予算が必要だったため、当時は測位機能だけでは事業化が難しいと判断し、私の提案で安否確認システムを加えました。今後、フィジー共和国では、この機能により、多くの島々に対して津波や地震の情報を測位衛星「みちびき」から携帯電話に送信できるようになります。
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