大谷翔平、5試合ぶりPS第2号2ランホームラン! PS2本以上は松井氏、田口氏に続く日本人3人目の快挙…本拠地熱狂
【MLB】ドジャース - メッツ(10月13日・日本時間14日/ロサンゼルス) 【映像】大谷が千賀からホームランを放った試合の模様 ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でメッツとのリーグチャンピオンシップシリーズ(リーグ優勝決定シリーズ)第1戦に先発出場。4回の第3打席で千賀滉大と対戦すると、ポストシーズン第2号となるホームランを放った。ドジャースはワールドシリーズを制覇した2022年以来、4年ぶり25回目のナ・リーグ優勝を目指す。 メジャーリーグ挑戦7年目にして初のポストシーズンに出場中の大谷は、ここまでの5試合で20打数4安打、打率.200と調子を上げきれていなかったものの、1本塁打3打点を挙げたパドレスとの第1戦以来の快音となった。 その試合では、3点を追う2回の第2打席で流れを引き戻す第1号の同点3ランを放って感情を爆発させた。打球速度111.8マイル(179.9キロ)、低い弾道でライトスタンドに突き刺さった飛距離372フィート(113.3メートル)の一発は、日本人のポストシーズンとしては2012年のイチロー以来12年ぶりとなるアーチとなった。 大谷の一発もあり初戦をモノにしたドジャースはその後、第2戦目はドジャース投手陣が大量10失点を喫して2-10と大敗。大谷も、先発ダルビッシュの巧みな投球術の前に3打席続けて沈黙した。第3戦も初回にベッツのホームランで先制したものの、2回に6失点を許すと、直後の4回に4点を返したもののあと一歩が及ばず5-6で惜敗。対戦成績1勝2敗と崖っぷちに追い込まれたが、第4戦は一転してワンサイドゲームに。序盤からホームラン攻勢で大量リードし、大谷も2回にタイムリーを放ちって8-0で完封勝利を収めた。 対戦成績を2勝2敗として本拠地ドジャー・スタジアムに戻って迎えた第5戦は、ドジャースの先発・山本由伸とパドレスの先発・ダルビッシュ有による、ポストシーズン史上初の日本人投手対決となった。両者とも一歩も引かない投手戦の様相を呈した中で、ドジャースが2本のソロアーチにより2-0で勝利し、次の舞台への切符を手にした。 ドジャースは2013年から11年連続でプレーオフに進出するも、世界一に輝いたのは新型コロナウイルスの影響によりシーズンが短縮された2020年の一度のみであり、直近2年はいずれも地区シリーズで敗退している。リーグ優勝決定戦を制して、さらにチーム史上8度目となるワールドシリーズ制覇(過去に1955年、1959年、1963年、1965年、1981年、1988年、2020年の7度)に向け、大谷のバットで悲願を手繰り寄せることができるか。 (ABEMA『SPORTSチャンネル』)