捜査当局には再捜査の開始以来100件以上の情報が寄せられ、新たな目撃証言も得た。
ウッドさんが行方不明となった夜に現場のヨットに乗っていた一人は「2人の部屋から叫び声と大きな物音がした」と証言し、別の目撃者はウッドさんとワグナーが言い争う声を聞いたとしている。
こうした新たな材料を得た捜査当局は、ワグナーについて「ウッドさんと最後に一緒にいた人物だ」とし、重要参考人として事情聴取を求めているが、ワグナーは拒否している。
36年以上たって新たな局面を迎えるかに見える謎だが、当の捜査当局が「現時点で(誰かを)逮捕する十分な証拠があるかって? 『ノー』だ。まだ不審死の捜査をしているという段階だ」とするように慎重で、急展開はなさそうだ。
だが、当局は「さらに新証言が出てくれば難しい案件も解決できる可能性が出てくる」と、捜査の積み上げで解決に導く自信も見せており、今後の行方に注目が集まる。(産経新聞ロサンゼルス支局長・住井亨介)