新見のJR井倉駅に特急「やくも」18年ぶりに停車

新見市のJR伯備線の駅で、岡山と山陰を結ぶ特急「やくも」が18年ぶりに停車し、地元の人たちが乗客を出迎えました。

特急「やくも」が臨時停車したのは、新見市のJR井倉駅です。
「やくも」は、以前この駅に停車していましたが、平成18年のダイヤ改正以降は通過していました。
今回は、県北部で開かれている「森の芸術祭 晴れの国・岡山」の会場を巡るツアー客のため特別に停車し、ホームでは横断幕を掲げた地元の人たちおよそ40人と、新見市のマスコットキャラクター「にーみん」が列車を出迎えました。
列車からはツアーの参加者など10人あまりが下車し、駅で観光案内所を運営する地元のメンバーから記念品を受け取ったり、ツアー客が乗り換えるボンネットバスをバックに記念撮影をしたりしていました。
そして、地元の人たちの見送りを受けながら芸術祭の会場の一つ、井倉洞に向けて出発しました。
JR西日本では今後も各地で行われるイベントなどに合わせて、特急や観光列車などを臨時停車させたいとしています。
観光客を出迎えたグループの三吉孝美さんは「18年ぶりの特急停車で懐かしい思いです。多くの人が井倉駅に来て、またここに来たいと思ってもらえる駅にしていきたい」と話していました。

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