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トランプ氏が戦術修正 「日本の核武装容認」発言否定

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【ワシントン=川合智之】米大統領選の共和党候補指名が確定したドナルド・トランプ氏(69)が、11月の本選に向けて党主流派への歩み寄りを進めている。2日には党下院トップのライアン下院議長から支持を取りつけた。日本の核武装を容認する過去の発言を否定するなど、過激な言動で注目を集めた予備選の戦術の修正を図っている。

「私が日本に核兵器を持つよう求めたというが、ちょっと待ってほしい」。トランプ氏は1日のカリフォルニア州の集会でこう切り出した。核武装の容認発言は民主党のヒラリー・クリントン前米国務長官(68)によるウソだと主張した。

実際にはトランプ氏は、4月の米FOXテレビのインタビューで「(日本は)北朝鮮から自衛した方がいい。核兵器を含めてだ」と発言した。3月には「(日本の核武装は)時間の問題だ」と指摘し「日本が我々に金を払うか、自衛するかだ」と求めるなど、核武装を繰り返し容認している。

こうした過激な発言は予備選では注目を集めたが、候補となる可能性が増すと党主流派から懸念の声が相次いだ。特にライアン下院議長はトランプ氏の指名が確定してからも支持表明を保留し、政策変更を求めてトランプ氏と折衝を続けた。

ようやくライアン氏は2日付の地元紙への寄稿で「ドナルド・トランプ氏に投票する」と支持を表明した。「トランプ氏と私との間には違いがある」としつつも「不一致よりも共通点が多い」と、トランプ氏が譲歩したことをほのめかした。

一方、クリントン氏はトランプ氏への強烈な批判を始めた。2日のカリフォルニア州の演説で、トランプ氏について「危険なほど支離滅裂だ」と強調。「日本の駐留米軍撤退や核武装を奨励しているのは小さな問題ではない」と指摘した。日本と北朝鮮の戦争について「トランプ氏は『がんばれ、君たちで楽しんでくれ』と語った」と語気を強めた。

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