長崎大学 永安学長 授業料引き上げ“白紙も議論は必要”
東京大学が授業料の引き上げを発表したことを受けて、長崎大学の永安武学長は10日の定例会見で長崎大学での引き上げについて、「今の時点では白紙だ」と述べた一方で、大学の財政状況が厳しくなることも想定して「議論は必要だ」という考えを示しました。
大学の授業料をめぐっては、東京大学が先月、来年度の入学者から授業料を10万円余り引き上げると発表しました。
これについて、長崎大学の永安学長は10日の定例会見で「今の時点では白紙だ」と述べ、長崎大学では当面の間、授業料の引き上げは考えていないと明らかにしました。
一方で、人件費や物価の高騰などによって大学の財政状況が厳しくなることが想定できるとして、「授業料をどのように値上げするかという議論は常に必要だと思う」という考えを示しました。
その上で、永安学長は「個人的には授業料は上げたくはない。これから給与水準を上げていこうという時代に、それに先んじて授業料を引き上げれば、大学進学の機会を狭めることにつながりかねない。政府はそれぞれの大学に判断を任せるのではなく、大きな方向性を示してほしい」と話しました。