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それはないな。これ、リプで直下にある「"「国は海外の反動的な情報をブロックするために国境を越えたデータセキュリティゲートウェイを確立」の記事全文と、ファイアウォールを回避するためのツールやサービスの提供の禁止とその罰則を削除する"」とあるが、そんな条文はそもそも「网络数据安全管理条例(ネットワークデータセキュリティ管理条例)」に存在しない。 今回この元投稿で引用されている彭华弁護士が抖音の自身のアカウントの動画(法律科普:翻墙违法吗?v.douyin.com/iBsHXPgT/ )で、00:42あたりから、「网络数据安全管理条例(ネットワークデータセキュリティ管理条例)」の「征求意见稿(パブリックコメント募集稿)」の中の第四十一条第一款に、「国家がデータ越境セキュリティゲートウェイ(いわゆるきんた〇、GFW)を設立する」とあるとしているが、01:21からも言っているとおり、残念ながらこの条例はあくまで先ほど書いたとおり「パブリックコメント募集稿」であって、実際の条例そのものに反映されていないので、ファイアウォールの設立については直接の法律的な依拠はないとしている。 なお、彭华弁護士は一貫して、個人や法人などが「翻墙」つまりVPNアプリ等を使って壁越えをすることは違法ではないとしている。中国の法律では、「物理信道=物理的なチャネル」を使った壁越えについては明確に禁止しているが、VPNアプリはあくまでソフトウェアであって、物理的なチャンネルではないからその規定に当てはまらないというのが彭华弁護士の見解。彭华弁護士はよく壁越えそのものが違法といわれて、逮捕者が出ていることが例に出されているが、それは完全な誤解であって、壁越えして何か違法な行為をした(禁止されているポルノ等を閲覧したとか、何か国家に危害を加えるような書き込みを国際ネットワーク上にした)ということであって、壁越えそのものが違法ではないのだと繰り返し他の動画で話している。壁越えをして海外のChatGPTを試すとか、学習のための資料を探すとか、自分の普段食べているものとか踊ったりするような日常の動画を海外のSNSにアップするとかは、全く国家に危害を加えるようなものではないので違法ではないのだとはっきり言っている。 だから中国のきんた〇(GFW)は明文化された法律も条例もないのだが、現実には存在している状態というわけだ。ネット公安などネットワーク安全を司る部門はVPNの存在も知っているし、どういう原理で動いているかも知っているのも間違いない。だからきんた〇(GFW)やネット検閲がなくなるということは今後もないと思われるし、なくなるとする根拠はないといえる。 異論・反論があれば教えてください。 なお、元投稿に最後にぶらさがっている「个人翻墙是否违法?2025年新规定」という動画は抖音の彼のアカウント内で見つからない。消したんじゃないだろうか。
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RCJ
@rcj_united
【朗報】中国政府、2025年1月にネット検閲の廃止を行う方針 archive.vn/XdO9r