激動するhyperflipを紐解き、向き合い、嫌い、そして愛せ

※本記事は激動するhyperflip周辺界隈のあれこれを筆者が独自に解釈・解説することにより、
アーティストやリスナー間、ないし内野外野の軋轢を少しでも減らすための試みです。
※ある程度DTMなどに関する知識が必要な場面があります。わからない単語は随時調べてや。

こんにちは~

皆さん、hyperflipは好きですか?
私はそれなり好きです。あえてそう表現しておきます。

hyperflipってなに?って人はまずこちらの記事を読むと色々わかりやすいと思います。

【初心者向け】『Hyperflip』と『Dariacore』の違い|Ableman Live (note.com)

AVYSS magazine » dariacoreは(きっと)蘇る|ネットミームとしてのサンプリング音楽考 (avyss-magazine.com)

長くて読めね~よ!よくわからん!って人向けにクソ大雑把に説明すると

・dariacoreというleroy(jane remover)のプライベートジャンル(創作ジャンル)

・↑から派生したのがhyperflipであり、ジャンルではなくそういった思想の音楽を指し示す

・サンプリングやジャンルの複合、過激な編集を多用する

という点だけ抑えて置けば一先ずこの記事は読めると思います。

ただ、この3点だけを抑えて完全攻略した気にはならないでください。
それで攻略できるのであれば記事内で解説する問題は起こらないからです。めんどくさいね。

dariacore自体2020年末頃、hyperflipに至っては本格的に動き始めたのは2023年3月頃とまだまだ新しい概念です。
新進気鋭なジャンル(厳密には違う)かつ若くエネルギッシュな人も多いです。
普及に伴い多くのシーンで音楽が利用され、商業ゲームに影響下の楽曲が収録されるなどまさに激動です。

なのでアレコレ考えて理解を深めて対応していけたらいいですね。みたいな。

◆最初に1分で読めるまとめ

・hyperflipとはleroyのdariacore三部作を元に、音割れごった煮音楽として方向性が定まってしまったムーブメント

・シーンの変化と動きが早すぎるあまり、完璧には誰も付いていけていない

・新規は歴史を知り敬意を持とう あと無暗にイキるな

・古参は変わってしまう事を受け入れよう 不変は死んだモノだけの特権である

・色んな考えや感情と向き合って自身と音楽性を研磨しよう☆

・hyperflipという名前を使う意味を考えよう ←最重要

・hyperflip最高!!

ここから先はまあまあ長めかつ結構めんどい話をしてるのでここで帰っても大丈夫です。

◆結局どういう音楽なの?特徴は?

という質問に対してふわっとした事をたくさん説明しなければならない時点で、
大衆が「音割れごった煮音楽」という分かりやすい記号に行き付いてしまうのは避けられないことだったのかもしれません。

ボソボソ早口で

「hyperflipって実はジャンルじゃなくて、leroyっていう今はjane removerって名義なんだけど彼女がdariacoreって言うアルバムを出してて、そのdariacoreはhyperpopのサブジャンルとして位置づけられたりもしたんだけどLGBTQ+コミュニティと密接に関わっていて進化していったんだけど、ある時dariacoreは否定されてその代替としてhyperflipが提唱されて国内で浸透していくに連れてJPOPのサンプリングや音割れが主流となっていって」

わかるかい!!!!!!!

一般にはLost Frog Productions(以下LFP)関連作品の影響により、「音割れごった煮音楽」として扱われる傾向が強いです。
ですがそれがこの音楽の核ではない、ということだけは覚えて置いて欲しいです。

hyperflipとタグ付けされる音楽はとても幅広く存在しています。
この名前をあえて用いない場合は、単にDance&EDMやPlunderphonicsといったタグが使用される事が多いです。
そしてサンプリングや様々なジャンルを複合させる特性上、真に音楽的要素として核になる部分は多くはないです。
BPMだけで考えても100~300(正確に言えばまるで関係がない)まで広すぎる。本当に同じモノ?

特徴的なサウンドデザインとアグレッシブさが強く注目されます(そしてそれがジャンルと思われてしまう原因)が
アーティストが決めたテーマに乗っ取って表現を追求している、ということが重要な部分だと思います。

そして表現をする上でのフォーマットとして音楽→Dance&EDM→hyperpopやbassmusicを使用する事が定番化されています。
定番化、と書きましたがダンス系・サンプリング系音楽のエッセンスはほぼ絶対条件ではあると思います。
ガチガチのラウドロックとか弾き語りがhyperflipを名乗ってたらさすがに違和感がある。

追及するべきものと追及の仕方は本当になんでもいい。と思う。
アニメでもエモさでも自分自身でも、なんならギャグでもいい。ミーム的な作品も含まれてるのは多分そういうこと。

dariacore=hyperflipはleroyのモノマネ大会、とかいう謎の概念も恐らくここに回帰します。
それはleroyの表現した音楽性をリスペクトし追求してる、という行為になるのでしょう。

サンプリングによるアングラ性やアンチ商業主義等はどこまで関係あるのかは正直わかりません。
個人的にはそれ自体が目的というよりも、その手法を取ったことによる副産物な気もする。そういう目的も少なからずあったとは思う。

筆者個人の見解、結論としてはhyperflipとは特定のフォーマットの上で表現されるアーティストの美学の追求なのだと思います。

参考文献 : LFPのツイートより

結局よくわかんね~って?私も正直いまだによくわからん。

どっかの某webライターが「女の子+4つ打ちのリズムで構成されている以外はなんでもありなのがきらら系作品」と説明したのと似たような感じで
「広義のDance&EDM+音割れやサンプリング等の誇張表現を軸になんでもありなのがhyperflip」ぐらいの温度感でもいいかも知れません。
個人的にEDM2ぐらいの認識でいる。そのくらいの広い尺度であってもいい。

作り方に関してはここでは詳しく話しません。dariacore三部作+Grave Robbingを聴き、そこから得た感性をもとに後は自由にすればいい。
hyperflipっぽさというものは確実にあるが、それを完全には言語化できないしそれに縛られないで欲しい。
少しだけ言えばキックによるダッキング、素材のピッチアップとカットアップ、目まぐるしい展開による情報量、あたりがヒントになるかもしれません。

そしてジャンルの定義や正確性にまつわる論争に強く拘らないで欲しい。
ムーブメントなのにジャンルとして扱うな!というのならば、それは「ムーブメント」としてカテゴライズすることに拘っているだけかもしれない。

こうして考えるとかなり思想が強いしクッソ体育会系かも。

◆hyperflip並びにFASTFUSIONの功罪

「hyperflip」という新しい名前が付いた事で本質は変わった。
「FASTFUSION」が広く認知された事で求められる物が変わりつつある。

この事実を全ての人が噛み砕き一旦飲み込んで置く必要があります。

hyperflipは幅広く様々な音楽性と思想を受け入れています。
故に人によって見ている「hyperflip」像が違っている。

・ムーブメントとして捉える人 ⇔ ジャンルとして捉える人
・原点をリスペクトする人(保守的) ⇔ 新しい流れを考える人(革新的)
・アングラであるべきとする人 ⇔ より多方面に広がるべきとする人

など……(これらは筆者の視点であり、より複雑多様です。私の認識が間違ってる部分もあるかも)

特に初期に見られるdariacoreと地続きの概念、あるいは〇〇core系の総称として考える層と、
LFPリリースのFASTFUSION以降、音割れサンプリング早回しのジャンルとして捉えている層とで大きく断然していると思います。

この記事内では前者を暫定的に第一世代、後者を第二世代として扱います。
特にこの第一世代と第二世代で見ている像が正反対である部分が多く、衝突も多いのでしょう。

この辺の断絶に各々の信念や信条、冷笑や悪意が混じるからで一言で説明できないめんどくさい状況になってるワケですね。

上記記事内で触れられているように、leroyがdariacoreを作っていない、ジャンルとして扱うのを否としたらしい事。
リスペクトを至上とする場合に、ジャンルとして扱う行為は冒涜的とも言えるのかもしれません。
そりゃ話聞いてねぇだろ耳付いてんのかボケ!!とブチギレるのもワケない(ここまでキレてる人は多分いない)

故に単にアニソン早回しして音割ってキショいスネア乗せてhyperflipです!wって作品に対して理解度が足りてないと言われてしまうのかもしれません。
それもまた一つの形として認めてあげるべきなのかは知らん。面白くなかったらそのまま埋もれるだけかもしれないし。

一方であまりそういう事に怒り続けないで欲しいとも思う。

第二世代の人々がleroyを知らない、聴いてないという事は新陳代謝としては当たり前のことでもあります。
ビートルズとか若い人は全然聴いてないのと似たようなもんだと思ってください(それにしてもそうなるのが早すぎる)

彼らは彼らなりに別の何かをリスペクトしているはずです。多分モモカレとかその辺。
リスペクトから生まれたモノが別の誰かにリスペクトされて回っていく……と考えれば結構美しいと思いませんか?思わない?

そして原点を至上とする思想が高まり過ぎれば、それ以外の物を認めることもできなくなってしまう。
そうしたら「hyperflip」そのものを認めることができなくなる。そもそも嘘の存在に近しいし。

このまま衝突を続けどちらか一方を追い出すのであれば、それ相応の働きは必要となる。
そうやって競い合う事自体がムーブメントを加速させ、面白さを生むと同時につまらないものへとも変貌もさせる。場合によっては原点を汚すことに繋がる。

SNS上でダリ泣きを始めとするバカのワードが一部で流行り、それがシャバさへと繋がる。
そういうダサさを内外問わず受け入れたくない人は多いが、そういった下らなさは時として親しみやすさと愉快さも生む。

大半の人は「分かりにくいモノ」を「分かりにくいモノ」としてそのまま解釈する事はできません。
そこに「分かりやすい記号」が与えられると妄信してしまいがち、という認知の問題があります。
だからこそ第二世代の「音割れごった煮音楽」という記号が支持を得ている。この事実に向き合わねばなりません。
それを正すのは非常に難しい。でもお互いに理解し合い、共存したり線引きすることはできるはずです。

もしそれを許容できないのであれば、原点としてのdariacoreと共に思い出の中で一緒に果てるのもいいかもしれません。
残念ながらあなたが思い描いていたモノではなかった、それにようやく気付けたとしてください。かなしいけど。
原点としてのdariacoreだけは不変ですし、各々が〇〇coreで活動することにまでは酷く影響は及ばないはずです。

本当はdigicoreの話もした方がいいのですが、そこまで詳しくないしややこしくなるので割愛します。
かつてのhyperpopと同じく「hyperflipが無配慮なタグ」として使われ始めている、みたいな話です。歴史は繰り返す。

◆メジャー化やシーンの変化との付き合い方

本来アングラな存在が忘れられつつあるのは変化としては面白い反面、少しの怖さもあります。

オンリーイベントの開催、某カワを始め様々なイベントにアーティストや関連作品が顔を見せている。
影響下にあるボーカロイド楽曲が爆発的な人気を博す。音楽ゲームにジャンル名を冠した曲や明確に名乗らずとも完全に影響下であろう曲が収録され始めている。
LFPから出ているTシャツ他がファッションとしてサブカル方面の一部で定着。

大丈夫か???

hyperflipという言葉の意味だけを分解するとhyperpopのflip(remixのremix)、身も蓋も無い言い方すればただのbootlegです。
特に初期からdariacore/hyperflipを追いかけたり、作ったりしてた人からすればその印象は強い(ここは推測です)
その名前のものをそんな軽率に出して大丈夫ですか???というのが、現状に懐疑的な人達の意見みたいです。多分。

「hyperpop」の「flip」から「hyperflip」という一つの言葉として確立し始めている。
名前の意味が時間と共に変わっていくのは珍しくないですが、あまりに早すぎる。
別物になったのならば住み分ければいいのですが、ここまで広がったものを今更分離するのも難しいとも思います。
そして先住民側が追い出される側に立たされかけている(ように見える)のも簡単にはできない理由でしょう。

商業案件を始め、シーンの外の存在がそれ風のものを取り入れること自体はどうやっても防げません。
実際にダリハイ的エッセンスのある曲は今までも音ゲーに収録されていて、それは言うほど問題視されてなかった……と思う。

K社に関してはあくまでdariacoreではないことを誠実さとしたい(曲コメントでの触れ方によっては私もキレる可能性はある)
でもhyperflipと言う名前で人を釣りに来たんじゃないか?って邪推はある……その名前をわざわざ出す意味はなんなんですかっていう部分。

また「hiphopとかbreakcoreとかも違法サンプリングの音楽では?」みたいな意見も見たのですが、それはちょっと観点が違うんじゃないかと考えてます。
単純にそれらは歴史の積み重ねがある。詳しいことは割愛します、Wikipediaのサンプリング(音楽)の記事でも読んどきな。
サンプリングの手法自体は長い年月をかけて、法的リスクを避けるようになったり「何をサンプリングするか」よりも「どのようにサンプリングするか」に重きを置くように変わっていった。
大衆に認知されるに連れてそういった問題点は比較的クリアされ、ジャンルとしてリリースされたりゲーム等に収録されたりする抵抗は消えて行ったのだと思います。

hyperflipはそうではない。まだ概念として新しく「サンプリング」という手法そのものに強く依存した作品が多く、それらとは同列に語ることができないものだと思っています。

単純に文化が成熟するまでの時間が足りてない。現状住み分けも受け入れもできていない。
そんな状況で大々的に使われたら、クリーンではない自覚がある側の人たちは「えっ?大丈夫なの?」と言う反応をせざるを得ない。

あと例のZAQUVA氏のlowercase lifetimeは本来hyperflip inspiredという若干違うモノに属するということは言及して置きます(ジャンル名を冠しているのであえて書いて置きます)
hyperflip inspired=影響を受けたちょっと違うモノ、みたいな感じです。くっそデカい範囲でのhyperflipではあるし、それも含んでいる方が個人的には面白いのですが……まあ、うん。
原点からあえて逸脱しようとしたり、影響を受けてても別物だとアーティストが定義してる場合に使われます。
現状では合法hyperflipもここに位置する、というか実質そういう意味合いで使われることがほとんどです。

自分語りになってしまうのですが、hyperflip inspiredをガッツリやり始めた自分も変化に対する責任がある。
ダリハイ系の思想、質感でオリジナルやるか!っちゅってアングラ感、違法性を薄めてしまったのかも。
hyperflipの懐を無理やり広げてしまったような気もしています(実際はDJ Raiseiさんの℉が起点なんですが一旦除外します)

筆者もinspired楽曲を色々公募に投げているのは秘密にしてください。一応inspiredです、とは言っている。言い逃れです。本当は私が真っ先に怒られるべきかもしれない。

いや私の曲全然流行ってないんで関係ないかも。みんなあの人とかこの人の曲ばっか使っとるしな(使ってくれてる人はいる)
いやーーでもこういう路線もアリ??みたいな感じで道筋を作ってしまったのが良くなかったか。
うるせぇ~~~。わしにそんなに影響力あんなら今頃爆裂に大人気クリエイターだわ、殺すぞ!!!!

LFPからリリースされた各アルバムを皮切りに、特徴的な部分のみを指し示して新ジャンルとして認知されてしまった……
人口が多くなるほど、その集合的意識に置ける印象が主体として変化していく。

別に人口が増えて欲しいと願ってはいなかったのかも。だからこそアングラで楽しくやれてたというのもある(違法音楽=商業的思想に汚染されることが無いと言えるので)
本当にそう思ってたとしたらコンピレーションやオンリーイベントをやる段階で否を突き付けるべきだったのかもしれません。
でも楽しいことはみんなやりたいしね、しょうがない。その辺は割と表裏一体ではあるので。

ヤバいと思ってコントロールしようとしたらもう不可能だったに近いのかも。かなしい。
もうちょっと集まる人々に色々指し示すことができればもう少し違ったかもしれない。こんだけ人が増えたらあんまり関係ないかも。

何一つ不変な物はありません。それは死んだモノだけの特権です。死によって始めて全てが確定する。
それすらも墓を荒らすことによって変えてしまうことができてしまう。過去を過去として切り離さなければ、それは完全に死ぬこともできない。
停滞することが悪ならば、これを受け入れなければならない。しかし変わることで本質を見失うこともまた悪かもしれない。

何を変え、何を残すべきか、この音楽ジャンル・ムーブメントに限らず、全ての物事に言えることです。
そしてこれに明確な答えを出せる時は人類が、芸術が滅ぶまで絶対に来ることがない。なので考え続けるしかないんです。
理解しようとしたができなかった、理解したうえでそれを拒んだ。それは悪ではない。そもそも理解するつもりがない行為が悪なんだと思う。

これからもっと人口は増えるだろうし、シーンは変わり続ける。まだ数年程度の、hyperflipの歴史はこの後も続いていく。
もしかしたらここがピークで後は緩やかに死に向かうだけかもしれない。

ムーブメントを作るのはその場にいる人。必然的にそのコミュニティ内でのマジョリティ側に傾いていく。
そこにいる人の大半がこういうものだと認識してしまえば、そういうものとして変わっていってしまう。
どんな人でも、無理解な存在でも、そのシーンに干渉しようと動いた人だけがシーンを動かせる。

そうだとしても、その場にいる人がこの瞬間にシーンに意味を与え変化をもたらすことはできる。

インターネットが発達し、誰にも干渉されない場所なんて電波の通じない山奥しかない。そこに籠ることすら現代社会の中では難しい。
石の裏に隠れていても、それを引っ繰り返す人がいる。我々はそれに抗い、時には身を任せるしかない。

それらを全て飲み込み、時には唾を吐き捨てて、それでも信じた事をやるということが一番美しいのだと思う。
言葉として形に残し、作品として伝えること続けなければならない。
それは苦しいことかもしれないし、そうすることで擦り切れていくモノもたくさんある。
(そしてこれは決して異なるものを排除することを良しとする意味ではない)

メジャー化もシーンの変化も完全な敵ではない。自らの利益のためだけに分化を踏みにじり、消費するだけして去っていくことが敵なのかもしれない。

……でもやっぱ新しいアニリミだ!流行ってるから乗っかりたい!みたいな感じでイナゴ的に群がってくる人は滅ぼしても良くないか(ダメだよ)

人が増えたら変わるのは当然の事……みたいなことを言っていいのは先住民だけです。その態度こそが敬意がないという事。
先住民からすればあなたたちがジャンルとして乗っ取ろうとしている侵略者、という自覚は持つべきだ。

本当はそういったものさえ全てを飲み込めれば良いんですけど。人類に多様性という概念とそれを受け入れる寛容さはまだ難しい。
他人が違う存在であることを受け入れ続けると、自分の信じたものだけが本物になってしまいがち。僕だけが人間やねん。

てかdariacore三部作もGrave Robbingも正規の入手手段無いし、soundcloudか無断転載でしか聴けないのにごちゃごちゃうるせ~~。
導線が貧しいんだよ。名前が違うせいでdariacoreとは一見離別してるように見えちゃうからなおさら良くない。
dariacoreから脱却したのがhyperflip、みたいな勘違いも起きてるんじゃないか?少なくとも自分は最初そういう理解をしていた。

イナゴは死すべしとしても、それ以外の新規さえもイナゴとして処理されしまいそうなのが良くないって言ってんの。

こういういらん話をするから衝突が起こるんだな~~。
でも神として崇めすぎるとどっかの界隈曲みたいなクッソ息苦しい場所になりそうでそれは嫌です。個人的願望です。
それでも各々が信じる物を無理やり捻じ曲げる事はできないので、どうしても最後は殴り合いになるしかない。
対話によって互いの理解を深め、不可侵の部分は最終手段として住み分けをしよう。って誰か言ってた。

何の話してたんだっけ?

◆何のためにhyperflipの名前を使うのか

ただ一つ言えるのは「hyperflip」の名前を使う意味をもっと考えましょう、という事だと思います。
何のためにこの名前を使い、どうしてそうカテゴライズしようとしているのか。

名前が付いて概念として確立してしまった。
またdariacoreはleroyの創作ジャンルだった(この表現も語弊がありそう)が、hyperflipはそうではない。

表現の手段としてhyperflipがあったはずなのに、hyperflipを作ること自体が目的化しているようにも感じる。

hyperflipは誰の物でもないし、誰かの物でもない。

アーティストやレーベル側が強めの力を持つことはできても、完全ではない。
そんな中で、それでもこの名前に引き付けられる理由はなんだろう。

そもそも本当にhyperflipのことを好き?hyperflipの何が好き?

hyperflipという単語が好き?あるいはこれを好きな自分が好き?
別にそれ自体は全然構わないし悪いことでもないと思います。

ただ、そういう人によって印象が変わっていくのを恐れる人がいるのも事実なだけで。これもまたすれ違いかも。
サブカル的に無意味に消費していくだけに見えてしまうから。

繰り返しますが悪いことじゃないんですよ。そういったイキりみたいなものも大切にするべき(この思想自体イキっているかもしれない)
でもイキりすぎると無理解、無配慮、無頓着みたいな感じで排除されがち。節度を持ってイキろう。

そういった好きの気持ちと理解を突き詰め、自身の人生の糧にすることが大事。知らんけど多分そう。

実際自分はhyperpopのこと全然好きじゃないけどダリハイ系でカテゴライズされてるモノは割合好きだったりする。
日本風だから好きみたいなのは少し違う、日本産のhyperpopもあんまり好きじゃない。
日本の音楽がサンプリングされることで好みのメロディラインになったり、J-coreやbreakcore方面との融合が強まったことが琴線に触れたのかもしれない。

どうでもいいですね。みんなも考えてみよう!!

dariacoreではなくhyperflipの一部なんだ、としてこの名称に拘る人がいてもいい。
前の章で書いたように、私自身はそれを誠実さとして受け取りたい。

人によってはhyperflipから影響を受けたものの、突き詰める中で解釈がズレて名称を外してしまう人もいる。
それ自体も一つの答えとして正しいものです。

それとhyperflipを外野から「また荒れてる」「ジャンルとかどうでもいい」とか野次ってる人。

茶化すならもっと真面目に茶化してください。
あなたたちにとっては取るに足らない事でも、私たちからしたらすごく大事な事だったりします。

くだらね~事を大事にできなくて一体何を大事にできると言うんでしょうか。
そういうしょうもね~ことが個人としての美学や精神性に繋がって昇華されることもあります。

でも傷付く事がないと研磨されることもないので適度には茶化された方がいい。
そういったものが自己を守るためだけに使われて全然昇華されないことも普通にあるし。

音楽ないしクリエイティブ分野にジャンルなんて本来必要ない、という部分だけは大真面目に同意はします。
タグ付けなんて表現者が目的を得るために使うもの、あるいは消費者が得たいものに効率的に辿り着くためのものだし。

まあ後2~3年してからが本当のhyperflipの始まりだと思います。
今はまだイキる新規、ダリ老害、ボケ外野の三重苦だし、文化として成熟するための時間が足りていない。
衝動的な好きも大事だが、長い年月を寄り添うことでしか見えないものもある。

傍から見たら近寄り難い怖い場所に見えるかもしれません。
でも色んな思想、感情が見えてその高い熱量、情報量から浴びる「心地よさ」見たいなものは随一だと思います。

◆これからのこと

Q. じゃあどうすりゃいいんだよ

A. んなもん知るか

一人一人がhyperflipを紐解き、向き合い、嫌い、そして愛すること。

dariacoreはもう死んでるし、何ならhyperflipも始まった瞬間から死んでたのかもしれない。
だからこそ一人一人が真面目に考え、隣人を嫌い、それでも受け入れるべきだ。

好きの気持ちで走り出す段階はもう終わっている。
何故好きなのかを燃料にして、いつまで、どこまで走るのか。

もしかしたら一番邪悪なのは、全てを受け入れるフリをして自身に都合の良いように持っていこうとしてる私自身かもしれません。
hyperflip inspiredとかいって活動してる自身も間違いなく侵略者側ですし。

こんな記事を書いた事に対してキレる人もいると思います。
でも自身の美学や矜持を守るために、書くしかないな~と思ってしまった。

なのでこの言葉で締めようと思います。

ダリ泣き!!ダリ笑い!!! みんな違ってみんな良い!!! うおおおおぉぉぉ(最悪)

◆最近聴いてよかったやつ

あんま真面目に聴いてないのがバレる
最近は一周回ってGrave Robbingが一番良くって……

scary monsters on friday night : this was probably a bad idea
rain.

かがくのちから💫
nice

in between the past and the future
dtn

い​つ​も​此​処​に feat. ゼオンエグゼ
Kettenkrad

🎸
✾Haruhi Suzumiya✾

HAKAI CRUSH
X TAMAMO X

さっき軽く漁ったらよさげだった奴

my tribute to BA
wenwen2

高い土地 本番
音波


おわり

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激動するhyperflipを紐解き、向き合い、嫌い、そして愛せ|雨部冷キザミ
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