世にも美しい年の重ね方。
大阪在住の女性M様から「こんにちは。はじめまして。いつも記事を読ませていただいてます。ありがとうございます。梅田の人混みは苦手でお酒も飲めないのですが、良かったら、一緒にうちでごはん食べませんか。何もしませんから大丈夫です(笑)。一緒にごはんを食べる人がいたら楽しいなあと思って」とご連絡をいただいた。私の正しい使い方である。M様は言った。料理は好きなのだけれど、一人で食べるとどうしても作業になる。だから、一緒に食べてくれると嬉しいです。
食事はご馳走だった。サイコロステーキにこんぶの佃煮、ゴーヤの佃煮、マコモのきんぴら、きゅうりとだいこんのぬか漬け、あおさとしじみとみょうがの味噌汁に、あずき入りの玄米。私は「うめえ!うめえ!」とごはんを三杯おかわりした。ゴーヤの佃煮は絶品だった。ゴーヤの佃煮があるだなんて知らなかった。M様は「男の人がたくさん食べてくれると頼もしい」と言った。お言葉に甘えてガンガン食べた。M様は「やっぱり美味しい!一緒に食べると味も変わる!」と言った。そうだ。そうなのだ。私たちは『楽しい』を食べて生きているのだ。楽しい時間が栄養になるのだ。
M様に会う前、私は、憂き目に遭っていた。詮索好きのババアに車で拉致られて、散々生気を吸われた挙句、大阪に捨てられた。自分を開放して生きていると、本当に色々な人に会う。いい人に会うと「人間って最高」と思うが、憂き目に遭うと「人間なんて大嫌いだ」のバーサーカーモードに入る。M様の手料理が、私の中のバーサーカーを鎮圧し、内奥に眠る精神性を蘇らせた。詮索好きのババアに限って、周波数がどうだの愛と光がどうだの、言葉だけは綺麗な言葉を使う。だが、詮索好きのババアに流れている血は冷たい。私は見る。こいつの中に流れている血は、温かい血か。冷たい血か。M様の血は温かく、私はとろけた。
M様は言った。連絡する前は躊躇したが、怖いもの見たさで連絡した。一人暮らしの家に男性を呼ぶのは緊張するが、坂爪さんは安心だと思った。私は目的達成型の人間で、坂爪さんは状況対応型の人間なのだと思う。私は予定が狂うとわたわたしてしまうけれど、予定そのものがない坂爪さんは、流れに身を委ねているというか、私にないものを持っている気がする、と。M様から「今夜寝る場所はあるのですか?」と聞かれた。そんなものはない私は「まだ慌てる時間ではない」と強がった。M様は「布団もあるから寝ていってください」と言った。M様の温かさに私の強がりは簡単にとろけて「お世話になります」と首を垂れた。
M様を見ていると「アンチエイジングよりビューティーフルエイジングだな」と思う。抗うより、美しく年を重ねたいものだ。そのお手本を見た。散々お世話になったのに「また来てくださいね」と言っていただいた。ありがとうございます。楽しかった。楽しい時間を過ごすと、詮索好きのババアに対しても「君に会えたからM様にも会えたよ」と、感謝できる。きっと全部繋がっている。不要な人間はいない。神様は、不要なキャストを用意するほど愚かではない。M様から「お坊さんみたいですね」と言われた。別の人からはジーザスみたいですねとも言われた。坊主は坊主でも、冥王星に星がある私は破戒僧側の人間だと思う。こんな私でもよければ、ご連絡ください。今日も明日も明後日も、寝る場所がありません。私に定職はないが、人に会うことが仕事なのだと思う。
おおまかな予定
10月13日(日)大阪府大阪市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
バッチ来い人類!うおおおおお〜!
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