能登の記録的大雨から3週間 住宅被害1300棟余 増える可能性も

石川県能登地方の記録的な大雨から12日で3週間です。県によりますと大雨による住宅の被害は1300棟余りに上り、調査を終えていない地域もあるため被害はさらに増える可能性があります。

能登地方の9月21日の記録的な大雨ではこれまでに14人の死亡が確認され、輪島市の31歳の女性と連絡が取れず安否が分かっていないことから、警察や消防などが捜索を続けています。

また、石川県によりますと11日の時点で大雨による住宅の被害は1368棟に上っていて、このうち16棟が全壊しました。

床上浸水と床下浸水は合わせて、輪島市で611棟、珠洲市で493棟、能登町で244棟などとなっていて、自治体が調査を終えていない地域もあるため被害はさらに増える可能性があります。

石川県によりますと、ことし1月の能登半島地震で被災した人が暮らす仮設住宅が浸水被害を受けたことなどから、輪島市では25世帯52人がほかの自治体への2次避難を希望していて、11日から受け入れ先となっている七尾市の旅館やホテルなどへの移動が始まりました。

珠洲市も被災した住民を対象に2次避難を希望するかどうか意向の確認を続けていて、今後、避難をする人は増えるとみられます。

被災地では地震と大雨で二重に被災した人が相次いでいて、継続した支援が求められています。

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