心ほどける泡酒を生んだ、阿蘇をめぐる。
阿蘇を訪れたことはあるだろうか。
九州中央に位置する、世界でも類をみない大型カルデラと外輪山を有する美しい場所。
この特異な地形から、古来より湧き水が地域の生活スタイルを形成しており、稲作や野菜・果物などの農業、放牧、林業など、様々な形で活用されてきた。言うまでもなく、日本酒もつくられた。
本プランはSKY TREKが世界中の人々の『心を満たし、人生を彩る』ことをパーパスに掲げる日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」とともにお届けする。心ほどける、淡雪色の泡酒『白奏|HAKUSO』を愉しみながら、この繊細な日本酒が生み出された美しい土地・阿蘇をめぐり、『白奏』が奏でるストーリーを辿る。世界でもっとも豊かで新しい、日本酒を愉しむ空の旅はいかがだろうか。
心ほどける、淡雪色の泡酒『白奏』。
『白奏』は、洋酒ではつくり出すことができない、繊細で美しいスパークリング日本酒。柔らかな泡と、ホワイトゴールドの液色。フレッシュでピュアな香りに、美しい透明感と甘やかな味わいが、優雅なひとときへと誘う。
SAKE HUNDREDの『白奏』を醸造するのは、阿蘇の酒蔵・河津酒造。原料のひとつである酵母も、阿蘇の伏流水を源産とする土地で生まれた熊本酵母」を使用している。
阿蘇、SAKE HUNDRED、河津酒造が生み出した、究極の日本酒。
本プランの宿泊先である月洸樹 黒川において、『白奏』を含めた8種類のSAKE HUNDREDスペシャルペアリングディナーをご提供する。
SAKE HUNDRED
SAKE HUNDREDは、世界中の人々の『心を満たし、人生を彩る』ことをパーパスに掲げ、比類なき価値を提供する日本酒ブランド。最高峰のグローバルブランドとして、味覚だけでなく、お客様の心の充足に貢献し、人と人との豊かな関係を築く。最上の体験によってもたらされる、身体的・精神的・社会的な満足、そのすべてが、SAKE HUNDREDのお届けする価値。
自社で企画・設計したコンセプトをもとに全国の酒蔵と共同開発をし、最上質の日本酒をオリジナルで開発・展開する。
生駒 龍史 SAKE HUNDERED オーナー
「『白奏』は、とにかく美味しいんですよ。それは、世界共通で誰もが感じる“美味しさ”の真ん中にあるお酒だからです。『飲み手を選ばない』なんて言うと安っぽく聞こえるかもしれませんが、本当に美味しいお酒は、相手を選ばないんです。これから『白奏』が、世界中の人々に、どのように愛されていくか。我ながら、心からワクワクしています」
河津酒造 醸造パートナー
約150年前に生まれた酒蔵を譲り受け、1932(昭和7年)に創業。
槽搾り・袋搾りなどの伝統製法を守りながら、蔵独自の酒質を追求し、新たな酒造りにも積極的に挑戦。試行錯誤を重ねながら、次世代へ継ぐための“新たな伝統”を追い続けている。
阿蘇カルデラと水
阿蘇火山は約27万年前に誕生し、以後活発な火山活動を繰り返してきた。明瞭な陥没地形を見ることができる今のカルデラは、およそ9万年前の大規模な火砕流噴火に伴って形成されたものである。カルデラ内には約5万人の人々が火山と共に生活しており、カルデラ周辺には人々の手により、千年以上に及ぶとされる採草と野焼きによって維持されている広大な草原が広がる。
阿蘇の地下水は山麓斜面の崖下から湧き出ており、共同資源として主に稲作、畑作、放牧を組み合わせた複合農業に使われ、守られてきた。田畑を耕しつつ牧草地で放牧する生活スタイルが、自然と水源の保全につながっている。
日本酒は、その8割が水によって造られる。『白奏』の水は、阿蘇の九重連山の水系である筑後川源流の天然湧水だ。硬度35mgの軟水で、柔らかくなめらか。ほのかに感じる甘味は、お米が持つ甘味との相乗効果を生み出す。
阿蘇神社
阿蘇山火口をご神体とする火山信仰と融合し、肥後国一の宮として崇敬をあつめてきた。社記によれば、阿蘇神社の御創立は孝霊天皇9年(紀元前282年)と伝えられ、約2,300年の歴史を有しており、全国に約500社ある「阿蘇神社」の総本社。写真は、日本酒の原料となる米の豊作を記念した「火振り神事」。
黒川温泉
熊本県の阿蘇のさらに奥地。大分県との県境、九州の北部中央エリアに位置する黒川温泉郷。2000(平成12)年まで、地元新聞が発行する「熊本県万能地図」に温泉地としての名称がなかったほどの秘境温泉。
黒川温泉に関わる多くの人々の手が「上質な里山」の景観を作り上げ、また「露天風呂めぐり」の入湯手形が次第に知られるようになり、今では全国区の温泉地となる。直径5km内に30の宿と34の店舗が点在する。