広島 ドラフト1位に地元出身 明大・宗山塁 指名を公表

プロ野球、広島は、今月行われるドラフト会議で、明治大の内野手、宗山塁選手をドラフト1位で指名することを明らかにしました。12球団でことしのドラフト1位指名を公表したのは広島が初めてです。

これは11日、広島市で開かれた球団のスカウト会議のあと、田村恵スカウト部長が明らかにしました。

宗山選手は広島県三次市出身の21歳。

広陵高校から明治大に進み、ミート力のあるバッティングと高い守備力を兼ね備えた右投げ左打ちの内野手です。

ことし3月の国際試合に向けた日本代表に大学生ながら抜てきされるなど、強打のショートとして高い評価を受け、多くの球団がことしのドラフト1位候補の1人にあげています。

田村スカウト部長は宗山選手を選んだ理由について「純粋にことしの対象選手の中でいちばん高く評価した。アマチュア球界ナンバーワンの内野手で、打撃、走力、守備、すべての面で高いレベルにある」と説明しました。

小園海斗選手や矢野雅哉選手などポジションが重なる若手がレギュラーにいる中で宗山選手を指名する理由については「競争にはなるが、その中に入っても遜色なくポジションを争えると思っている。将来の主軸選手になってくれると思う」と話しました。

今月24日に行われるドラフト会議に向けて1位指名を明らかにしたのは12球団で広島が初めてです。

広島が1位指名選手を公表するのは3年連続で、去年は新井監督が楽天との抽せんで交渉権を引き当てて、常廣羽也斗投手を獲得しました。

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