今回より中級者の方に向けて、FlopCBについてまとめた記事を書いていこうと思います。
PreFlopを覚えてきたけれど、FlopになるとGTO的なsizeや打ち方がわからず感覚で打っている。
相手が打ってきたサイズが均衡的なものなのかが判断できない。
どの様なハンドでどのようなサイズを選択すればよいのかわからない

という人のために、当シリーズを読めばFlopCBはとりあえず大きなミスを生むことがないよ、という方法を提示しようと思います。

目標とすることは
GTOWizard 100bb General GTO-GTOのソリューションを全Flopで(Exploitされない精度で)再現できるよう、まとめ上げることです。

このような知識は個人的には非常に大切で、かつ上達への近道になると、いくらかの理由により信じていますが、ここでその意図について述べることはしません。

よって、
この価値について賛同いただける方のみお読み頂きたいです。

全体を通じてExploitに関して記述した記事ではなく、Exploitを語る上での前提として持っておくと有用な記事です。誤解のないようによろしくお願いいたします。

当ソリューションを使用してない方であっても、FlopCBの勉強というのをどのようにしていけばよいかの指針にはなるかと思います。もしよろしければご覧ください。

今回はBTNvsBBについてですが
COvsBBでもかなりのボードで援用ができます。

＊4月追記
販売から1年が経つことと、Twitter上での確認のもと問題がなさそうであったため、7月1日より限定販売を終了し、部数制限なしで購入可能となる予定です。

OutLine

まずはFlopを見てその３枚のカードから、自身のレンジ全体でのCB戦略についてある程度のことが推察できなくてはいけません。
簡単な順に
・使いうるサイズ候補は何か
・どのサイズをどの程度の頻度で使用するか
・どのハンドでどのような頻度でどのようなbetをするか

これを2つに分けて暗記していくことが好ましいかと思います。
・ボードから決まるCB戦略は何か？
・CB戦略のハンドへの振り分けはどのようなものか？

これをボードを見た瞬間に思いつく必要があります。
実際には当記事では以下の手順によって戦略構築をしていきます。
Step1.ボードの分類と判定方法の決定とCB戦略の提示
Step2.CB戦略ごとのハンド振り分け方法の提示

レンジvsレンジのnoteでも書いたことですが、均衡を理解する上では自レンジのバランス(Exploitability)に注目する必要があります。
均衡実践上の思考過程としてはStep2に到達するまでハンドの内容は忘れて考えよということですね。

当記事を読みながらGTOWizardトレーナーをすれば乱数込みで95%以上の正解率かつ70%以上のbestをとることができると思います。