”コロナ融資金詐欺”元寝屋川市議の女が控訴
福岡|
10/11 20:33
新型コロナウイルスの融資制度を悪用し、医療法人などから現金をだまし取った罪などに問われ、1審で懲役10年の判決を受けた元寝屋川市議の女が9日付で控訴したことがわかりました。
1審判決などによりますと、大阪府の寝屋川市議だった吉羽美華被告(44)は2020年から翌年にかけてコロナ禍で業績が悪化し、公的融資を利用しようとした久留米市の医療法人などに嘘をつき、総額約2億9000万円をだまし取ったなどとして、詐欺などの罪に問われていました。
これまでの裁判で吉羽被告は「すべて争います」などと無罪を主張していました。
7日に行われた判決公判で福岡地裁は「市議会議員という立場を利用して信用を得た」などとして、吉羽被告に求刑通りの懲役10年・追徴金1億9800万円の判決を言い渡していました。
福岡地裁などによりますと吉羽被告は判決不服として9日付で控訴したということです。
吉羽被告の弁護人によりますと判決後、「判決に納得できない」と話していたということです。