佐賀城本丸歴史館の近くでナイフ所持容疑 80歳の男を逮捕
11日午前、佐賀市にある佐賀城本丸歴史館の近くで、折りたたみナイフ1本を持ち歩いていたとして、山口県の80歳の容疑者が銃刀法違反の疑いで逮捕されました。
調べに対し「人を傷つけるために持っていたわけではない」と容疑を一部否認しているということです。
逮捕されたのは、山口県防府市の自称無職、藤井諭容疑者(80)です。
警察によりますと、11日午前11時半すぎ、佐賀市城内の佐賀城本丸歴史館の入り口にあたる「鯱の門」の近くで、リュックサックに刃渡りおよそ8.5センチの折りたたみナイフ1本を入れて持ち歩いていたとして、銃刀法違反の疑いが持たれています。
歴史館の職員が不審な様子でうろつく容疑者を確認し、近くを警戒していた警察官が職務質問したところ、リュックサックの中からナイフが見つかったということです。
調べに対し「刃物を持ち歩いていたことは悪いことだと理解しているが、人を傷つけるために持っていたわけではない」と容疑を一部否認しているということで、警察が動機などを詳しく調べています。
佐賀城本丸歴史館にはこの日の午後、天皇皇后両陛下の長女の愛子さまが訪問されることになっていて、厳重な警備態勢が敷かれていました。