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ニッパツ三ツ沢スタジアムについてのデタラメ提言について。横浜市民、横浜F・マリノス、横浜FC、YS横浜サポ必見。『清田スポーツチャンネルの虚偽を暴け!!』


 清田スポーツチャンネルというYoutubeチャンネルが、Jリーグに対するアンチ言説を繰り返しています。

 もちろん、価値のある批判であれば、サッカー界が反省していくことは大切ですが、それが「嘘」や「欺瞞」に基づくものであれば、聞く必要はありませんし、サッカー界としても反論していく必要があります。

 清田スポーツチャンネルは、アンチJリーグというよりも、Jリーグへの憎しみを強く表現した状態で、Youtube番組も80本以上作っています(削除したものも多数)。

 収益を推定したところ、年間1000万円ちかくになることがわかりました。もしかしたらチャンネル登録者の購入などを行っているかもしれませんが、いずれにせよ、動画再生数は非常に多いです。

 再生回数は10万を超えるものもあります。また、清田スポーツ信者と思われるものたちが、Jリーグについて肯定的に伝える番組やウェブサイト、ブログなどに対して、嘘や欺瞞に溢れたコメントを残すなどの荒らし行為をしています。その荒らしによって、私は清田スポーツの危険性を察知しました。

 この先Jリーグ関係の施設やスポンサーに電話突撃する可能性もあります。既にやっているかもしれません。思考停止状態で税リーグというレッテルを貼り続けるものたちがいます。それに対してしっかり反論していく必要があります。

 一言で反論できればそれが一番いいのですが、清田は「Jリーグはすべて赤字で興行として成立しておらず、税金に依存している」といっています。

 これを信じる人が出てしまっているのが看過できない問題です。

 清田氏は、枝葉末節を批判せずに幹を倒せと言ってきますが、神は細部に宿ります。小さなところからしっかり反論していこうと思っています。

 幹に対する反論は改めてやるとして、このシリーズ「清田スポーツチャンネルの嘘」は、彼のいう枝葉末節について淡々と書いていこうと思います。



まずは清田が言っている内容です。太字は著者がつけています。

スタジアム建設費はもちろんのこと、維持費や修繕費もかかります。日割り計算をすれば1日当たりのコストが算出できるでしょう。Jリーグが試合しなかろうが、コストは毎日かかってるんですよ。ではどこにしわ寄せがいっているのか、税金、これがJリーグの質なんですよ。

(中略)

公共施設として維持していくために、ラグビーにも使わせる、アマチュアスポーツにも使わせるのは大前提。

(中略)

ここがJリーグにとっての急所。サッカー界にとって、一番嫌な議論なんですこれ、天然芝を養生してる平日もちゃんとコストを負担しろってことです。

なぜなら公共性が1ミリもないから、月2回だけ試合します。スタジアム使用料は月2回だけ払います。平日はずっと週末のために天然芝を養生してくださいね。これがおかしいって言ってんですよ。ということで、Jリーグはもっとスタジアムコストを負担せねばなりません。

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まず三ツ沢球技場は、一般利用は不可能です。僕も実は神奈川県民でしたので、過去に三ツ沢球技場に確認したことがあります。市民は使えませんでした。そこらの市営野球場やテニスコートや体育館や図書館のように一般市民が日々使えるものではありませんでした。

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 そもそも清田は、天然芝のスタジアムは、芝の養生があるので月に2回しか使えないと主張してきています。これは彼の主張の根幹です。そして、それを信じる人が多数います。

 そして、2つめの動画では三ツ沢球技場は「市民が使えない」と言っています。

 図書館と球技場が同じじゃないといけないという主張について意味がわからないというのはあります。しかし、彼の主張が間違っていることは明瞭なので、反論したいと思います。

 清田氏はSNSアカウントを持たず、大量の匿名アカウントを作成して活動しているとみられています。あるいは清田支持者かもしれません。彼らは、Youtubeのネガティブコメントや、Twitterアカウントによる粘着行為、匿名掲示板への書き込みなどをしています。反論をしても構わずデマを拡散し続けるのが清田です。一人一人のJリーグファンが嘘を嘘だといえるように理論武装する必要があります。

 さて、ニッパツ三ツ沢球技場の利用状況をみてみましょう。彼は市民が利用できないということも言いますが、そこもみていきます。市民の定義についてですが、プロ以外はアマチュアであり、アマチュアは市民とみなすことができます。つまりJ1、J2、J3、WEリーグ以外は市民と考えるべきでしょう。清田氏は、サッカーならばダメだと考えるかもしれませんが、一般にアマチュア競技は市民がプレーするものです。そこは動きません。

ニッパツ三ツ沢球技場のイベントスケジュール

2024年3月
Jリーグ 6試合 
なでしこ(アマチュア女子サッカー) 2試合
計8試合

2024年4月
Jリーグ 4試合
なでしこ 4試合
その他利用予定 3日
(ルヴァン杯×2、高円宮杯)
計11試合

※その他の利用予定と書き込まれていた日程については日付で検索して実際に行われていたイベントを書き込んでいる。不明なものはカウントせず。

日本発条株式会社様(ニッパツ)のサイトを参照しているので、ネーミングライツが適用される日程についてのみ掲載させているものと思われます。

2024年5月
Jリーグ4試合
なでしこ3試合
その他利用予定 1日
神奈川県サッカー大会決勝(天皇杯予選を兼ねる)
計8試合

2024年6月
Jリーグ6試合
なでしこ4試合
その他の利用予定
(不明2、J3)
計11試合 (不明はカウントせず)

2024年7月
Jリーグ4試合
その他の利用予定(高円宮杯、天皇杯、不明)
計6試合(不明はカウントせず)

2024年8月
Jリーグ4試合 
なでしこ1試合
利用予定(不明×2)
計5試合(不明はカウントせず)

2024年9月
Jリーグ2試合
なでしこ4試合
利用予定(J3、J1、J2、高円宮杯)
計10試合

 多い月は11回も利用されています。

 オンシーズンのデータであるため、12月~2月はもう少し利用頻度が下がる可能性があります。それを踏まえても、清田氏の言う「芝の養生があるため、月2回しか使えない」という知見は誤り、もしくは大嘘だとみなすことができます。

 図書館のように市民が利用できないという点については、そもそも球技場は図書館じゃないと言い返せば終わるのですが、確かに在野の一般市民が気軽に予約できる状況ではないことでしょう。

 これについては、ニッパツ三ツ沢球技場年間100回以上利用されているため、流石に利用頻度として限界なのだろうと考えられます。ただ、一般の募集フォームがないからといって、絶対に利用できないということではありません。

 指定管理者となっている公益財団法人横浜市緑の協会・スポーツ協会グループに問い合わせる必要はあります。少なくとも交渉することは可能だと思います。

 一般の草サッカーのために貸し出してくれる可能性は低いです。なぜならば、トッププロの試合が行えるスタジアムを、観客が集まる可能性が低い試合に対して利用させることは「公益性が低い」と判断される可能性があるからです。

 一方で、横浜市に大きく貢献する公益性が高いイベントの場合には、交渉する余地があります。

もう1段いきましょう。

さて数字を見ていきます公園全体の収入は4億円近くあります。しかしそのうち2億円は、自治体からの指定管理料、つまり税金による収入です。この税金2億円を含めた4億円を、公園全体に使っているわけです。

しかしどこにいくら使われているかという費用の内訳がわからないと、この公園を見渡すと、大規模な建造物はサッカースタジアムだけです。陸上競技場はスタンドのみの簡素なものです。となるとこのサッカースタジアム部分に対して4億円のうち大半の費用がかかっていると考えざるを得ません。

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 三ツ沢公園は288,724平方メートルの大きな公園です。東京ドーム何個分でいうと、5~6個分になることでしょう。駐車場は445台もあります。

 1949年に三ツ沢公園として開園し、1964年の東京オリンピックではサッカー会場として使われました。この競技場では若き日のイビチャオシムもプレーしています。

 清田氏からすると、この巨大な公園の中には憎きスタジアムがあることしか見えないのかもしれないので航空写真をみてみましょう。

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 右下にあるのがニッパツ三ツ沢球技場で、陸上競技場と補助競技場も天然芝を備えています。

 他に馬術練習場、戦没者慰霊塔、テニスコート、青少年野外活動センター、県立スポーツ会館、横浜市平沼記念体育館があります。

 清田氏は4億円のうちのほとんどがニッパツ三ツ沢に使われていて、不足分は税金で補填されていると言います。よくもまぁ調べもせずにそんなことを言えるものだと強く憤る次第ですが、清田氏が出していた資料をみるとそれもインチキだとわかります。


三ツ沢公園 事業報告書

 収入については確かに4億円程度で、そのうち指定管理料は2.1億円です。これが高い、安いという議論は難しいのですが、横浜市の人口は372.5万人で、予算規模は2兆円程度であるため、大きな財政負担になっているとは言えない額ではないかと思います。

 支出については、人件費が8787万円、事務費が1億732万円、自主事業費が2024万円、管理費が2億5976万円、公租公課が1344万円、事務経費が508万円となっています。

 これをみて、ほとんどがサッカースタジアムの維持費に使われているという杜撰さが清田スポーツチャンネルの特徴だといえます。もちろん、サッカースタジアムの維持費についてはある程度はかかっていることでしょう。

 三ツ沢球技場の維持管理費について、以下のようなご意見をもいただいています。


 清田氏はざっくり計算で4億円のうちのほとんど(3.5億円くらいですか?)が、Jリーグしか使えないスタジアムに使われている。

 税リーグ!!税リーグ!!と言ってきます。

 しかし、少し立ち止まって検討するだけで、彼がいかに適当なことを言っているのかがよくわかります。

 彼はJリーグ全クラブが赤字で、かつ、税金によって運営しているかのように言っています。大嘘です。しかし、強い語気で吐き出した嘘は、人を騙す力を持ちます。

 我々も全力で言い返していく必要があります。清田スポーツチャンネルは大嘘であると。

 最後にいかに清田氏が、ビジネスのことをわかっておらず、サッカー憎し、Jリーグ憎しで適当なことを言っているのかがわかる発言をご覧下さい。


三ツ沢球技場であれば、複数のクラブで合同会社を作って、合同でスタジアムを管理すればいいんです。そして費用を自分たちで全て負担する。これしかないでしょう。

プロサッカーと市民テニスの収益性を比較したら衝撃だった【視聴者へ反論】


 合資会社、合弁会社と言いたいのかもしれません。合同会社と名前が似ているから間違えたのかもしれません。

 しかし、経営、財務などビジネスのコア部分に少しでも係わったことがある人ならば、合同会社の意味を知らないことはありません。


 この1つだけをもって、清田スポーツチャンネルはまったく信頼するに値しないと言い切っていいくらい、どうしようもないミスです。

 合同会社や株式会社という起業の形態や特徴について知らず、株式会社は営利を求める、合同会社はみんなでやるというようなざっくりとした理解なのでしょう。

 当然彼は公益財団法人についても知りません。公益財団法人というのは、利益の追求だけではなく公益性を追求する法人です。公益法人認定法によって、公益性のある事業を実施しているかどうかの審査があります。

 公益目的事業とは「学術、技芸、慈善その他の公益に関する別表23種の事業各号に掲げる種類の事業であって、不特定かつ多数の者の利益の増進に寄与するもの」と定義されています。

 清田スポーツチャンネルは、サッカーには公共性も公益性もないと言っています。しかしながら、公益目的事業にはスポーツが含まれています。

1. 学術、科学振興
2. 文化、芸術振興
3. 障害者、生活困窮者、事故・災害・犯罪の被害者の支援
4. 高齢者福祉の増進
5. 勤労意欲のある人への就労支援
6. 公衆衛生の向上
7. 児童、青少年の健全育成
8. 勤労者の福祉向上
9. 教育、スポーツを通じて国民の心身の健全発達に寄与
10. 犯罪防止、治安維持
11. 事故や災害の防止
12. 人種、性別などによる不当差別の防止、根絶
13. 思想及び良心の自由、信教の自由、表現の自由の尊重や擁護
14. 男女共同参画社会の形成その他のより良い社会の形成の推進
15. 国際相互理解の促進、開発途上国への国際協力
16. 地球環境保全、自然環境保護
17. 国土の利用、開発、保全
18. 国政の健全な運営確保に資する
19. 地域社会の健全な発展
20. 公正、自由な経済活動の機会確保
21. 国民生活に不可欠な物資、エネルギーの安定供給の確保
22. 一般消費者の利益の擁護、増進
23. その他、公益に関する事業として政令で定めるもの

 いやいや、プロスポーツは別だ!!というのが清田氏の考えだと思うのですが、国家や自治体の判断として、プロスポーツによって、アマチュアを含めたスポーツ文化が発達し、教育的効用、健康の増進や娯楽の提供などがなされ、公益性があるとみなされる場合もあります。

 一般にスポーツの強化は、重要な国家戦略の一つです。スポーツが強いことは、国家のアイデンティティの形成に強く影響するため、国家事業として様々な競技を支援していきます。

 もちろん、国家や自治体が傾くほど多額のお金を必要とする場合には、民主主義国家であれば、市民は異議を唱えるべきでしょう。

 しかしながら、三ツ沢球技場については公益財団法人によって適切に運営されているとみなしていいと思います。少なくとも、公益財団法人を排して「合同会社🤣」を立てて管理せよという暴論を吐くような人物、あるいはメディアについては、一切信用してはならないと断じていいです。

 清田スポーツチャンネルは、天然芝スタジアムが養生のため月2回しか使えないという大嘘を訂正して謝罪して下さい。これは枝葉末節ではなく、あなたがたの主張の根幹です。そのままゴールポストを動かして逃げ切ることは許せません。

私はいつでも対談に応じます。
スペース、YoutubeLIVEなどいつでも受け付けているので、以下までご連絡ください。

info@nishikasaibooks.jp


 巨大化する清田スポーツチャンネルに対抗するために、我々はレジスタンスを立ち上げました。

 今回の反論も、レジスタンスメンバーおよび、外から支援してくれる皆様から得られた集合知に基づいています。

 レジスタンス活動については、以下のXをフォローしてください。拡散なども歓迎です。一時的に清田スポーツチャンネルの知名度をあげることにはなりますが、大きくなればなるほど、デマを拡散していることの悪性が高まっていきます。


 Youtubeでも、この問題について扱っています。今回の記事は、以下のLIVEをまとめたものです。

 愛するJリーグのため、フェイクニュースと戦っていこうと思います。私のことが嫌いな人もいるかもしれませんが、この件については是非共闘していただけると嬉しいです。

中村慎太郎


文章や音声コンテンツが面白いと思った方は、是非サポートをお願いします!コンテンツづくりのための経費や投資に使わせて頂きます。用途については不定期でnoteに公開します。

コメント

buschan
さすがは中村さん、よくぞレジスタンスチームを結成して頂きました。
彼らの横暴を許さない、宜しくお願いします♪\(^o^)/
中村慎太郎 西葛西出版のひと
ありがとうございます!絶対に負けませんよ!!
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タクシードライバー、文筆家、会社経営者。 東京23区を中心にタクシー営業中(休業中)。愛する東京が職場です。 旅とサッカーのウェブ雑誌OWL magazine代表。サポーターを主役にした紀行文を書き連ねています。 株式会社西葛西出版代表取締役社長。本を作ってます。
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