潟上市の小学校でアート制作 今年度末の閉校前に

今年度末で閉校する潟上市の小学校で秋田杉の板を使ったアート制作が18日から始まり子どもたちが学校のシンボルとして育ててきた「キバナコスモス」の絵を描きました。

潟上市立東湖小学校は児童数の減少を理由に来年3月末で閉校し、天王小学校と統合されることになっています。

閉校を受けて子どもたちは秋田杉の板に学校のシンボルとして地域の人たちと校内で育ててきた「キバナコスモス」の絵を描くアート制作に取り組み、18日から作業が始まりました。

子どもたちは、プロのデザイナーから説明を受けたあと、保護者や地域の人と一緒に、オレンジ色などのアクリル絵の具を使って秋田杉でできた八角形の板に「キバナコスモス」の花を思い思いに描いていきました。

18日描いた絵は来月中旬にも校舎内に展示されるということで、再来月に開かれる閉校記念式典に訪れた人にも見てもらうということです。

1年生の男子児童は「この学校で6年生になりたかったので閉校は悲しいです。絵を残して見た人をうれしい気持ちにしたいです」と話していました。

6年生の女子児童は「閉校になって学校が統合されてもキバナコスモスを見て懐かしい気持ちになりたいし、地域の人にも見てほしいです」と話していました。

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