「南昌みらい高校(仮称)」の制服と校歌がお披露目 来年4月に開校
来年4月に開校する「南昌みらい高校(仮称)」の説明会が10月3日に行われ、新しい制服や校歌などがお披露目された。(盛岡経済新聞) 【写真】南昌山や鳥、太陽がデザインされたシンプルなデザインの校章 同校は不来方高校と盛岡南高校を統合して新設。全日制普通科の1学年8クラスで、文理・芸術・外国語・スポーツの4つの学系が設けられる。3年間で一定の単位を修得すると卒業できる「単位制」を導入し、学年生の学校に比べて教員が多く配置される利点を生かし、生徒の進路に合わせて学びの選択肢を広げる。 説明会は同校の校舎となる不来方高校で行われ、両校の生徒や保護者、近隣中学校の生徒、学校関係者らが参加。教職員が学校の概要について説明したほか、両校の生徒会役員らが校訓とスクールカラーを紹介。新たな校章と校歌もお披露目された。 校訓は「友愛・共創・日新」で、友愛は盛岡南高校の校訓、共創は不来方高校の理念から取った。スクールカラーは「あさぎ色」で、希望に満ちた明るい未来を想像させる青と、矢巾町の豊かな緑の中で若葉のように成長する新しい力を連想させる緑を組み合わせた色として選んだ。制服はブレザータイプで、ネクタイやリボンにあさぎ色が取り入れられている。 制服を着用した盛岡南高校1年生の阿部萌佳さんは「どんな制服かドキドキしていた。南高校の制服よりも動きやすい」、不来方高校2年生の佐々木宏音さんは「2つの高校のスクールカラーを合わせた良い制服だと思った」と感想を話した。 校章は南昌山と鳥をデザインし、さまざまな場面で使いやすいものに仕上げた。校歌は県内高校の記念誌の編集にも携わるフリー編集者の菅原伊保子さんが作詞、不来方高校卒業生の山本修平さんが作曲を担当。「ブルーグリーンの地平を拓(ひら)く」という印象的な歌詞について菅原さんは「ブルーグリーンは豊かな環境を意味し、地平を拓くはそれぞれの道を切り開くという意味。矢巾町の緑と青の色の中で、感性と個性を磨いてほしい」と話す。 山本さんは「前半部分はなだらかで爽やかに歌えるメロディー、後半は応援歌のように力強く歌えるように作った。地平を拓くの部分には上昇するような音程を使って、未来に向かって発展していく意味を込めた」と話す。 説明会の最後には両校の音楽部がアカペラで校歌を披露した。
みんなの経済新聞ネットワーク