当初は反対の声も文化施設として定着
今から21年前にオープンしたYCAM。展示スペースや劇場、ミニシアター、図書館を持つ複合型文化施設です。文化や情報によるまちづくりの中心的な役割を期待されてのオープンでした。
まだ馴染みのない「メディアアート」というジャンルに焦点を当てた施設には当初、反対の声もありましたが、現在は、文化に触れ、交流する場として定着した感があります。
時事・社会問題扱う作品も

開館当初から映画事業にも力を入れてきました。2階にあるスタジオCでは国内外の映画を上映しています。フィルムの映写機もあり、デジタル作品だけでなく35ミリフィルムの作品も楽しめます。
YCAMの前原美織さん。上映する作品の選定や企画などに携わる、「キュレーター」という役割を務めています。

山口情報芸術センター・YCAM・映画担当キュレーター前原美織さん
「アートセンターですのでアートに関わる作品はもちろんですけどもドキュメンタリーですとかあとは時事問題、社会問題に今見ていただきたいものって言うのを選んでいます」