論理的に考えれば間違えることは無い。もしそれが【可能】なら
認知心理学者ジャン・ピアジェはそれまでの観念的な心理学ではなく実験により人間の心理を解き明かそうとしたことで後世に大きな影響を与えました。彼は「幼い子どもにも数の感覚はあるか?」を調べるため次のような実験を行ないました。まず、コップと瓶を6個ずつ一列に等間隔に並べたものを四歳児に見せ、コップと瓶の数はどちらが多いかを尋ねます。すると子どもは同じ数だと答えました。次にコップだけ間隔を広げ列を伸ばし再度どちらの数が多いか尋ねました。すると子どもはコップの数の方が多いと答えました。