Post

Conversation

毎日新聞が国の補助金事業から特定の企業を排除した問題が報じられています。これの経緯について解説します。記事の「特定の企業」というのはパソナの事です。 パソナはコロナの時に「事業再構築補助金」という補助金の事務局(受付窓口)をやるという仕事を国から受注したのですが、時給1800円の寄せ集め人材に対応させたため事務が破綻。申請用のサーバーは落ちるわ個人情報は漏れるわ、正しく申請しても補助金が交付されないわという事態も起こし、大変な混乱を招いたのです。 こうした中、別件で新しい補助金制度を中小企業庁は作ろうとしたのですが、この時のトラウマがあるので中小企業庁としてパソナに事務局の仕事をやらせたくなかったんですね。 なので中小企業団体中央会という、補助金の事務局の仕事で実績がある公的な団体に依頼したわけなんですが、このプロセスで「特定の企業(パソナ)を不当に排除した」という声も出たわけです。で、毎日新聞に持ち込まれたと。 個人的にはパソナが追い出されるのはやむを得ないと思います。だってひどかったもん。あいつらのせいでめちゃくちゃ苦労させられましたよ。 パソナは本当はやりたくなかったけど、謎の力で無理やり受注させられたという噂も聞いていて、そうだったらパソナかわいそうだなと思わなくもないのですが、とにかくパソナの仕事ぶりが悪かったのは事実です。一定の高度な事務能力が問われる仕事に素人同然の人材を突っ込み破綻させた責任は問われるべきです。 mainichi.jp/articles/20241