5-6 永遠のゼロ回答を読み解く

10月9日。今日は電話がなかったので、昨日の2回目の電話の内容を書き起こしてみます。電話は18:40ごろに来ました。

プロローグ

事「さきほど、あのう、折り返し電話するということがあり、いま、お電話しております。申し上げることとして、特に審査を止めているということはございませんということはお伝えさせていただき、今後お伝えできること、申し上げられることが、あの、近・・、あぁ、日数の、日程のお約束はできないんですが、お伝えできるタイミングというのが、日程っていうか、何らかのいいお話・・といってはいけないんで、何かお伝えできるタイミングが・・あの・・来ましたらお伝えさせていただきます」
私「いや、それって、ゼロ回答ですよねぇ。全くそれって何の情報もないですよね?」
事「そうですか・・」
私「何も教えないぞって言っていることですよね、それって」
事「そうですか・・」
私「そうですよ」
事「ただ・・・、これだけです。今日お伝えられることは。また明日・・あの」
私「ちょっと待ってください、それって」
事「私としては・・」
私「なんにも情報がないじゃないですか。私としては何でしょうか?」
事「今日のところは、明日もまたお電話するという・・で、出てきましたら」
私「で、出てこないんですよね?こうやって毎日毎日引き延ばしますよね?きっと」
事「いや・・」
私「明日もまた情報なにも出ないし、審査も進めないんですよね?きっと」
事「・・いや、そんなことは・・」
私「この2週間進んでいないじゃないですか」
事「ただ、お約束できないんです」
私「お約束できないっていながら、こうやってまたずーっと伸ばしますよね、きっと」
事「いや、そんなことないんす。そんなことはなんですが、いえない。申し上げられないんですが、あの・・、ただ、あの・・・お電話するという」
私「いや、本当になんでなんでしょう」
事「今日ではないという・・だけです」
私「今日ではないのはわかりますが、何なんでしょう。何が起きているんですか?ちょっとでも言ってもらえませんか。さすがにこうやって電話でも、今の折り返し電話をまってもゼロ回答で、状況も教えないし、何聞いても答えられないって、ちょっと異常じゃないですか?」
15秒無言
事 「申し訳ございません」
事 「ただ・・あの、はぁ・・」
15秒無言
私「何かひとつぐらい教えてもらえませんか?」
40秒無言
事「うーん・・」

懐柔してみる

私「これって○○さんのやっている確認が遅いってわけじゃないんですよね?もうここまでくると。なんかその、デジキーがとか送料がとか、そういう問題じゃないって気がするんですよね。なにかちょっと教えてもらえないですかね、ほんとに」
事「いえいえいえいえその、そこは・・」
私「○○さんじゃないと思うんですよ。○○さんは本当に頑張ってこれやっていただいていると思うんですけど、何かすごく止めている力があるんじゃないかなぁーって思うんですよ」
事「いや、あの、その誤解を解くのが逆に難しいんですが、あの・・こ・・」
私「いや、いいんですか?○○さんの審査が、○○さんの確認が遅れているから遅れているという理由にしちゃっていいんですか?」
事 無言
私「たぶん、違いますよね?たぶん、あなたは結構頑張ってやっていただいていますよね、これ」
事「そこは、こう私の気持ちが伝わっているのかなということにはこう、非常にこう、なんていいますか・・涙のつもるような気持ちなんですけれども・・、とはいえ、ただ、もろもろ個別のことが・・あの、解決しつつあるんです。あの件も解決し・・」

あのちゃん

私「諸々個別っていうのはいままで理由書でやりとりしたようなことですか?まだその理由書でやりとりしたようじゃないことも含まれているんですか?」
事「いや、理由書で見落としている先ほどの1万円の違いとか・・ということも、もう、よしということですし・・あの・・1000円の件もあのよしということですし、あのもちろん、あの輸入消費税の件もよしということですし・・、あの・・・ので、ということで進んでいるんです。進んでいるということで、あの・・本当に、そこの進みが遅かったことについては・・あの・・」
私「いやぁ、そんなことじゃないんじゃないんかなって思うんですよね。たぶん、そこの進みで2週間もかからないと思うんですよね。いままで8月9月でこれずーっとやってきたし、もう結構ほとんど出来上がっていたじゃないですか6の3も。完全に出来上がっていたじゃないですか。それでなんかいまさらここで2週間もかかるなんてのが、ちょっと信じられない」
事「ただ、実はそこが、この、あの、あの、まぁ、あんまりこの個別のことについて、あの、申し上げるのはこう、あの、それをお尋ねすることなく、あの、電話することなく、あの、もうこのはずだっということで、あん、類することで、あの、1円以下の、あの、ものが何個だと、あの、小数点がこうなんで、それ1円の違いは0.4円はこうだとかは、ということはもう、あの、類することで・・、あの、言い方ですけど、お尋ね、事業者様にお尋ねすることなく済んできたので、あぅぐ、もしかするとそこが、あの、あれだ、何もないのかなんなのかということ、もう、ではあるんですが。」
事「ただそこも解決・・」
私「本当にそれ、A金額だけなんですか?いま、残りは」
事「・・・そうですね。A金額でもありますし、機能1・・Type-A、Type-B、Type-Cを合算すると・・・、Type-A、Type-B、Type-Cと事業外対象外を合算するとAになる、ということに・・。Aですね。Aのみですね。あの、まぁ、ま、??じてみると全てがAに集約されるという。それも足し算であったり、あの、まあ、消費税であったり、それがほぼ終わってきましたということなんです。」

確認が終わっても差し戻すかも

私「税込みのAは計算が確認が完了すれば、もう終わるんですね?」
事「いっ、ちょっ、ま、言い方を、そ、その終わるというのは、その言い方を変えると、さきほど私が・・何か言いませんでしたっけ、最初のほう?」
私「○○さんのAの金額の計算が終わればもう審査は完了して、確定のほうのプロセスに進むと思っていいんですか?」
事「それが何かをお伝えできるって私、言いませんでしたっけ?何かお伝えできると」
私「それを聞くと黙っちゃうんですよ。それを聞くと何もなんか返事がなくなっちゃうですけど。だからA金額だけじゃないのかなぁと思うわけですよ。まだここから何か全部ひっくり帰すような差し戻しをしようと、誰かが企んでいるんじゃないかと思ってしまうわけですよね。そういうふうに、回答していただかないと、そう思っちゃうんですよ」
事「それは・・、私のご説明が足りないところなのかと思うんですが、それはないです」
私「ないですか?」
事「ないです。・・。ないので・・ないと断言できな・・」
私「そこなんです。そういうふうな言い方をされるので」
事「・・あるんですが。ただ非常に可能性は、非常に可能性は低くなる」
私「ゼロでないと。今までも、それはそういう言い方ですと。今までも、どこからか指摘が入りましたとかなんか言ってくるんで。いやぁ、本当にA金額だけで終わるのかなってのが」
事「ふー・・。もし、でてきたときに、本当に、あの、なんだ出てきたじゃないかということに、なるかなぁというとこう」
私「なりますよね」
事「でも・・」
事「ですよね。ですが、今までより、より、今までより、さらに可能性は低くなる」
私「いやぁ、それが信じられないんじゃないですか」
事「そうですか・・・」
私「聞いても、こうやって、そこの部分を聞くと、必ずこうやって喋らないじゃないですか。まだ何かを最後の最後でまた大きくひっくり返すようなことを誰かが考えているんじゃないかなって思ってしまいません?こんなふうな対応をずっとされているので」
事「そうおっしゃられると、これまでの私の、これまでの事務局の対応がこう、あの、不信感を抱かれてしまっているということは、もう、お詫び・・お詫びして済むことではないと思うんですけども、あの・・」
私「もうそういうことはないんですよね?」
事「諸々のこう、はん・・。そうです、そうです」
私「ないんですね?」
事「ないん・・・」
私「A金額が合えば、もうどっかから全部ひっくり返すようなことを言うことは、もうないんですね?」
事 無言
私「私としては安心して待っていればいいんですか?それとも、まだ何か全部ひっくり返して、また理由書のやりとりをしなければいけないようなことが起きるのか?待っていればいいのか、そうじゃないのかっていうことなんです。」
事「かなり前者に近いんですが。かなり前者に近いんですが、いまのお話ですと」
私「ただ、安心できないですよね。」
事「はい」

前任者が確認を怠ったのが原因

私「8月の時点でもう差し戻しはないと思いますがって言いながら、確かそのなんでしたっけ、あの、事故報告の理由書を書とくかなんかいってきて、その間に今度はこの原価を見直すとか言い出して、ずっとこんなことやっているじゃないですか」
事「そうですね。そこが、原価の、そこが本当にこの・・まぁ」
私「なので、またそういうことを言い出すことがないのかなという、本当にちょっとそこのところをね、確約していただかないと、こっちも安心できないんですよ。」
事「ない。もうそういうレベルの物はもうないと思います。それは、あの、ぁ、お支払い、ぶ、部品、自社、自社制作ということの理解が、こう、これまでの、名を先ほどおっしゃった人間なので私から名前を申し上げるのは差し控えますが、人間であったり、その、まあ、4か月くらいの部分というのにやっておけばというのが本当に悔やまれるところで、まあ、その間何をしていたかというと、例の、あの、約800万の部分というのに、こう、なんていうか、こうフォーカスされていたもんですから、あの、そこが解決して・・これでと思ったところで、この部品の部、メーカー、部品メーカーとの支払いということになり、そこでまたこう在庫っていう、また、話題になり、あの、本当にそこは、あの、そこは、きづ・・、気づいてしまったところなんですが、もうそういうところも、もうかなり、かなりというか、ほぼ」

悪意でやっていますか?

私「では、その先にまだ差し戻せる人がいるわけですね。その先に」
事「いやぁ・・、いないと思いますが」
私「本当に細かいことを、重箱の隅を突っつくようなことをいって全部ひっくり返せる権限を持った人がその先に控えているわけですよね」
事「いやぁ・・」
私「その人が悪意をもってうちの審査を止めようとすれば、止めることができる状態にあるわけじゃないですか」
事「それをについて、そういうことはないと、ということは、もう・・」
私「ないですか?」
事「はい。。。悪意、悪意というか、悪意とは」
私「悪意ですよね?」
事「はぁ。悪意とおっしゃられてしまうともう・・。意図的に止めている、止めているということはないということはお伝えしております」
私「わかりました。では○○さんの確認が済めば、次に進むと思っていいんですね?」
事「ざっくりそうです。ざっくり言って、いまおっしゃったことを複唱すると、あの、この諸々の確認がいったん、なんですか、えー、目途ですか、あの、解消といいますか、解消ということになると、それが私が最初に申した、何かお伝えできることっていうことで」
私「それはいつぐらいに終わりますか?
事「長くはないです」
私「長くはないと思うんですけど」
事「また、それをお伝えできる」
私「あとはですから、○○さんが、そのいろいろチェックをするだけだと、○○さんのチェックというのがそれがいつ終わるかですよね。だとすると、他の条件は関係ないじゃないですか。そうすると○○さんの作業だけじゃないですか。そうすると、それがいつ終わるかのたぶん目途はつくとおもうんですけど。」
事「それは、私からはその・・明日またお電話いたします」
私「では明日またお電話お待ちしております」

・・
翌日に電話は来ませんでした。

会話からわかったこと

  • 意図的に審査を止めているということはないらしい

  • A金額(事業にかかった税込の総経費)の確認が完了しても、どこからかひっくり返すことはないかと聞いたときに無言になった。消極的なNO。可能性は否定できないということ。

  • ただし、悪意をもってひっくり返そうとはしている人はいない。

  • 自社制作の機械を作るという特殊な案件で、前任者が4か月の間にちゃんと原価を確認していなかったのが、審査が延びた理由

  • 審査完了までの日数の約束や、マイルストーンまでの日数は言えない(守れなかったときに怒られたくないか?)

考察

  • 饒舌にしゃべるときと、「あの」を連発して言い淀むときがある。何が違うんだろう

  • 無言になるのは、言いたくない質問が来たとき?

  • 「いやいやいやいや」は本当にNO。この反応が出た際の質問から考察すると、いま審査が停滞している理由に悪意的なもの(上司による遅延させるような指示)はなさそうだ。本当に消費税の計算とか対象外にした部品の小数点以下の端数の計算をしているっぽい。

  • 確認の計算の完了というプロセスまでは担当者のタスクなので喋ってくれる。

まとめ

やっぱり、担当者の確認作業が全て完了すると、最終承認者から担当者へ質疑応答があるのかな。

担当者はその質問に淀みなく答えなければならないし、答えられなくて理由書にも書いていないことがあれば事業者に差し戻さなけれならなくなるのかもと、考えています。

つまり、事務局と事業者間でやっていた差し戻し&理由書ラリーみたいなことを、最終承認者と窓口担当者の間でやっているんじゃないかな。
だから、担当者には、計算確認完了後の予定が言えないのかも。

さらに深読みすると、最終承認者への申請は8月中旬にすでに試みていて、そこでラスボスが原価を削れと指示を出した結果、今みたいに引き延ばされている可能性も微レ存?

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第6回事業再構築補助金の採択事業者です。このnoteでは事務局とのやりとりの記録を書いていきます。交付申請や実績報告を理不尽な理由で差し戻しされて対応に困っている方の参考になることができれば幸いです。 法律を味方に付けて事務局と戦う「同人誌」も出版しました!
5-6 永遠のゼロ回答を読み解く|なひたふ(事業再構築補助金差し戻し対策マニュアル)
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