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ドジャース山本由伸、460億円の超大型契約なのにトレード拒否権はなし…さまざまな特別条項も判明、フルタイムの専属通訳も雇用

2024年1月3日 13時13分

 山本由伸投手(25)がドジャースと結んだ投手史上最高額の12年総額3億2500万ドル(約461億5000万円)の契約に、さまざまな特別条項が盛り込まれていることが判明した。2日(日本時間3日)のAP通信が報じた。
山本由伸(AP)

山本由伸(AP)


 まずは、今回のような超大型契約に盛り込まれることが多いトレード拒否権、通称「ノートレード条項」は付帯されていないという。ただし、トレードされた場合は移籍シーズン後に山本が望めば契約を途中破棄できる通称「オプトアウト権」が発生する。ワールドシリーズ終了後のトレード移籍ならば、契約を途中破棄できるのは翌シーズン終了後になる。
 また、6年目の2029年までに右肘靱帯(じんたい)を修復する通称「トミー・ジョン手術」を受けるか、あるいは29年までに134日間連続でIL(負傷者リスト)に登録された場合、オプトアウト権が発生するタイミングは当初報じられていた「6、8年目のシーズン終了後」から「8、10年目のシーズン終了後」に変更される。
 また、29年までにトミー・ジョン手術を受けた場合、12年契約を満了後の翌36年は、ドジャースに年俸1000万ドル(約14億2000万円)の選択権が発生し、山本の保有権がもう1年延長される。
 また、契約の後半になれば年俸がアップする傾斜配分方式で、今季は500万ドル(約7億1000万円)、25年1000万ドル(約14億2000万円)、26年1200万ドル(約17億円)、27~29年は2600万ドル(約36億9000万円)、30、31年は2900万ドル(約41億2000万円)、32~35年は2800万ドル(約39億8000万円)となっている。
 さらに、ドジャースはフルタイムの専属通訳とパーソナル・トレーナー、理学療法士を雇用する。遠征時の宿泊ホテルはスイートルームが用意され、年5度の往復航空券も支給される。また、山本本人の了承なしにマイナー降格されることはない。

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