立民、市議選新人2人の公認取り消し! 街頭でのトラブルに「大岡裁き」か

枝野代表の立憲民主党は「公認取り消し」で、ケジメを付けた
枝野代表の立憲民主党は「公認取り消し」で、ケジメを付けた

 立憲民主党が、統一地方選後半戦の告示(14日)前日、千葉県某市の市議選新人候補者2人に対し、「公認取り消し」処分を下す、前代未聞の騒動があった。候補2人と親族が絡む街頭トラブルが発生し、警察官が出動する事態となったのだ。弁護士でもある枝野幸男代表率いる党本部が事態収拾に乗り出し、「大岡裁き」を下したというのだが…。

 問題のトラブルは5日朝のある駅前で、統一地方選前半戦の千葉県議選に出馬した立憲民主党候補の応援演説を終えた、後片付け中に起きた。

 現場にいた複数の党関係者によると、年上の市議選候補Aに対する、市議選候補Bの日ごろの言葉遣いをAの長女がとがめ、口論となった。

 長女はAの後ろに隠れたが、Bと足の蹴り合いになったという。大勢の有権者の目の前で発生したバトルに、近くの交番から警察官が駆け付ける騒ぎとなったという。

 立憲民主党千葉県連は後日、事情聴取を行った。「公認候補者として不適当な行為、言動、対応があった」として、13日に党本部の「公認取り消し決定」を発表したが詳しい説明は避けた。

 Aは直接、Bに暴力をふるったわけではないが、党本部は「積極的にいさかいを止めなかった」として「連帯責任」とした。いわば、「けんか両成敗の大岡裁き」のようなものだ。注目の某市議選では現在、AもBとそろって「無所属」で戦っている。

 同党関係者は「党が有権者向けに『公認取り消し』という思い切った方針を示したのは評価したい。ただ、地元関係者には問い合わせもあるようだ。AもBも有権者に説明責任を尽くすべきだ」と夕刊フジに語った。

 果たして、有権者はどんな一票を投じるのか。

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