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Conversation

石破総理は身内や自身の政治資金不記載は「過失」だから問題なしで、安倍派の不記載は「故意で悪質だから公認なし」という理屈を振りかざした。情け無いのは当の安倍派から石破票を投じていたことだ。それでも山口県連は杉田水脈議員の公認申請した。まさに「政治」って感じだな!そこで物申す! そもそも「政治」とは何か? 多くの日本人は、根回しみたいのを想定して 「より多くの人の合意を得る行為」みたいに考えているが、実はそうではない。 石破茂さんのやり方に強烈な反感を抱くも総裁に選んじまったのだから後の祭り。 自分らが想定していた「政治という行為」が何か間違っていたということだ。 1930年代のドイツで活躍した政治学者に、カール・シュミットという人がいる。 シュミットは『政治的なものの概念』という論考で、次のように「政治」を説明した。 【政治とは、敵と味方を明らかに峻別する行為である】 【敵の定義とは、こちらの生存を妨害するものであり、味方の定義とはこちらの生存を助けるものである】 【聖書に書いてあるように、一方の頬を打たれたらもうひとつの頬を差し出すという行為は、聖書の目的が宗教行為であるように、それは宗教であり、政治とは博愛ともっとも遠い位置にある行為である】 この理論は政党の議席争いのみならず、 対外的な外交方針にも応用できるとして、非常に注文されたわけだ。 この意味では、石破総理の権力の使い方は、ある意味で本来の「政治」であり、 仲良しこよしの生ぬるい価値観を持ち合わせていた人の方が『政治的ではない』といえる。 「政治資金不記載の禊ぎはもう済んだから問題なく公認は得られる』という「甘え」がそこにあったのかもしれない。 しかし、だ!  だからといって、敵味方を明確に峻別したならばな、石破総理の味方なんてごく1部なんだから、政権は持たないぞ。 あくまで高市早苗さんが嫌いだから石破票を入れてやるというアンチテーゼによって成立した政権なんだからな! そもそもな、「選挙」という制度が導入されたのは、 いちいち殺し合いをして政治権力を決めていたらお金がかかって仕方ないから、投票という安上がりな行為で権力を決めるという合理的な判断ゆえだ。 だから明治初期には選挙がよく理解されず選挙で爆弾が使われた! さて、ここに本来ならば政党という枠組みで対立軸が決まるのに、 政党の中の派閥という更に小さな単位に、政治思想が全く違う人たちがひしめいているのが日本だ。 「敵味方を峻別する」ではなく「敵味方を曖昧にする」という真逆だ。 これでは決まるものも決まらず、全てが先送りになり、政治は機能不全となる。 だから、同じ敗戦国でありながら、ドイツは憲法改正をして自衛権を明確にしてドイツ国防軍を復活させ、 NATOで集団的自衛権を発揮し、核兵器を共有し、 スパイ防止法も作り上げたのに、 日本は何一つできていない。 だから!!この日本国憲法下で1人の女子中学生が拉致され、今年でもう60才になるというのに未だ帰国できない。 日本国憲法によって「海外で拉致実行犯を逮捕してはならん。武力行使だからな!」と、人権を守ることを禁止しておる狂気がいまだある。 これが「政治の猿真似」を戦後79年間ものあいだやり続けてきた末路なんじゃ。 石破茂総理のやり方は反感しか買わないだろう。だが、それが「敵味方を峻別する行為」という政治の基本原理だという現実も忘れてはいかん。 日本人は上から下までどこか甘えている。 「意見や考え方が違う人とも仲良くやっていこう」というのは、小学校の学級会だぞ! 政治ではない! やるか、やられるか。それが政治だ! 政治の失敗以前に、派閥とかいってるから政党政治すら始まってないぞ!この国は! 石破茂政権は明らかに長くは持たない。 トランプ政権ができたら、なんかエッチなリークがCIAからされて飛ぶかもしれないし、予算や法改正で党議拘束をかけても造反しまくり政権運営は困難を極めるだろう。 麻生太郎氏は、高市早苗さんに「すぐ次がくるからこれから半年くらいは飲みに行け」とアドバイスをしたという報道さえあった。 だからこそ、次は「目にもの見せてやれ」という「政治行為」が必要なんじゃ! 日本人よ、政治に目覚めろ!仲良しグループではない! 何かの政策は誰かにとって生きるか死ぬかの選択なんじゃ! 敵味方を明確に意識しろ! みんなの意見を聞かせてね! ところで私が書いた『われ、正気か!』という本は、政党政治の歴史的背景をわかりやすく、地元の言葉、広島弁で解説した!二大政党とか以前に外国勢力が政治に関与した国は終わるぞ! 写真は、振り返ったわたし! 読んで深く知り一緒に日本を守ろう! amzn.asia/d/0F6WSxq 電子版も各社ある! 地元図書館や学校にリクエストして応援してね! 文章が気に入ったらフォローしてね!
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