緊急提言 新型コロナワクチンとは何か、を改めて問う 10月から高齢者の定期接種スタート
当初、mRNAワクチンは、新型コロナのパンデミックに対応するという目的により臨床試験から10カ月という短い期間で特例承認されたものだった。 「本来、ワクチンの開発には、有効性のみならず安全性の確認をするために、少なくとも10年はかかるといわれています。しかもmRNAワクチンは、人工的に作ったコロナウイルスの一部の遺伝子情報を人の体の中に投与して、その体内でウイルスのスパイクタンパクを作らせるという人類史上初めて使用するタイプの遺伝子ワクチンでした。接種後、どのような影響が体に出るかはまったくの未知数だったのですから、ここで一度、立ち止まる必要があります」(堀内氏) では、このmRNAワクチンがなぜこれほどの健康被害を生んだのか。前出の福島氏は、その理由について「人工脂質の皮膜で覆われたmRNAが細胞内に入ると、その中でmRNAから大量のスパイクタンパクが作られるという仕組みそのものが、じつは健康被害を生むという大きな問題を抱えています。そこに、疑問の余地はまったくありません。厚労省に上がっている死亡報告や重篤報告、副作用報告が、なによりそれを証明しています」と語る。 次回はその作用機序を改めてひもとくと同時に、一部のネットメディアなどでは不安視する声も聞かれる「mRNAの次世代型」レプリコンワクチンの場合は果たしてどうなのかを、より詳しく検証していく。 ※1 mRNAはタンパク質を作るために必要な遺伝情報のコピーを作成する役割を持つ。遺伝情報はDNA→転写→mRNA→翻訳→タンパク質の順に伝達される。mRNAワクチンは、スパイクタンパクを人間の体の中で作るためのmRNAが入っている ※2 1977年2月から2021年末までの累計 ◇10月からの新型コロナワクチン(供給量は見込み) ●組み換えタンパクワクチン 供給量 約270万回 武田薬品工業…………………ヌバキソビッド筋注 ●mRNAワクチン 供給量 約2527万回
ファイザー…………………………コミナティ筋注 モデルナ……………………スパイクバックス筋注 第一三共……………………………ダイチロナ筋注 ●レプリコンワクチン 供給量 約427万回 Meiji Seika ファルマ…………コスタイベ筋注用 (本誌取材班)