早口

















パルワールドの裁判ネタ コメントをいただきました。
以下コメント

いままで書かなかったですが、私の見解を。
訴状は公開されていないので、正確なことはわからないですが、ネット上の見解では侵害対象が特許登録 7505852とされています。もしそうならば、ポケットベアが裁判に勝つ(任天堂が負ける)確率は高いです。
この特許は、親特許登録 7398425からの派生です。親特許は、2022年1月に発売されたポケモンアルセウスのシステム特許です。従来のポケモンはポケモンの捕獲に固定された舞台が用意されポケモンの配置は固定でした。しかし、アルセウスはアクション性を高めて、自由なフィールドでの動的な状況での捕獲を可能にしています。その部分を新規特許として2021年12月に出願しています。
ては、この特許は簡単に審査が通ったと言ったらそうではありません。2023年8月に審査落ちしてます。その理由が、Arkやモンハンとの類似性です。その後、Arkなどを避ける形で内容を変更して、2023年11月末に特許登録されてます。
そして問題は、この特許から派生した特許7505852です。2023年12月初に元特許をあまり変更せずに、出願されてます。そして、バルワールドが発売された2024年1月19日の18日後の2月6日に限りなくバルワールドに近い内容に変更さて、スピード審査を申請しています。そして、一度審査落ちしながらも、6月に特許登録されてます。
この修正内容で特許侵害を訴えているのなら、
①バルワールドが公然の先行事例となり、特許そのものが無効になります。
②特許を有効にしようとすると、パルワールドと特許は違うことになりバルワールドの侵害は主張できません。
つまり、二重の意味で、任天堂は訴訟に負ける要素があります。
訴状から、このことが判明したので、日本での発売を実施したのでしょう。

若干憶測ですが、2023年6月のSGFのパルワールドのPVでバルワールドとアルセウスの類似点を発見して、それに対して準備したのでしょう。
でも、パルワールドのシステムの方が進歩性もあり、欧米ではバルワールドが支持され、ポケモンへの不支持や批判があったので、泥縄的な対応をしたのでしょう。

日本ではこの訴訟で、異様な任天堂の持ち上げがあり、モンハンも訴えることができるなどの論調がネットに蔓延っていますが、モンハンもArkも先行技術として挙げられているので、両者とも「白」です。Arkベースのパルワールドもシステム全体としては「白」です。
モンスターの捕獲方法として、動いているモンスターに照準を合わせると、捕獲確率が常に表示されるのがパルワールドでかなり進歩性のあるシステムです。ここが強みと思います。

特許権と著作権について 。
著作権は作者が著作物を作成した時点で自動的に発生し、権利期間も50年と長いです。これは著作物を作るという文化を守るためです。
それに対して、特許権は技術を開発した時点は発生せずに、特許庁に申請に審査が通った時に確立します。権利期間も20年と短く、権利料の納付という金銭的負担もあります。これは、技術を公開して幅広く利用して産業の発展に寄与してもらうためで、その代償として、開発した人に経済的な利益を与えています。独占することや他者の利用を阻止することが目的ではないです。

今回の件で、アルセウスA-Zとどうなるのかな?イメージ動画だけで、ゲーム画面は一切出ていないので、パルワールドに類似したシステムになっているかもしれません。
ポケットベアがパルワールドのシステムを特許出願していないといいですね。2023年11月までに出願されていたら、任天堂側が反攻を受けますね。
出願後、1年半たたないと、出願は公開されないので、今の時点では、出願の有無は分かりません。


2024/10/05 13:29 まう