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電車内で「大声で通話する」中年男性にイライラ…若者が下車直前に放った“言葉”に心の中で拍手

 海外だと列車内でも大きな声でスマホ片手に通話している人をよく見かけるが、日本では明らかなマナー違反。そういう場面に遭遇して不快に感じた人も多いはずだ。  現在、鉄道各社では《優先席付近では混雑時に携帯電話の電源をオフにする。それ以外ではマナーモードに設定し、通話は控える》とのルールが設けられている。  新幹線ではデッキの通話は可能としているが、通勤などに利用される近距離用の列車の大半にはそもそもデッキ自体が存在しない。そのため、車内での通話は事実上できないことになっているが、なかにはそういったルールを無視して堂々と通話している人物もいる。

大声で通話する乗客にイラッ

電車で通話する男性

※画像はイメージです

 専門商社に勤める浦上修治さん(仮名・35歳)もそうした場面に出くわした経験は一度や二度ではない。そんな彼が「特に強烈だった」と振り返るのは、昨年春の地方出張の際、空港発の快速列車の車内で遭遇した時の出来事だ。 「午後の乗客が少ない時間帯だったこと、それに旅行者が今ほど多くない時期だったので車内は空いていました。乗客は自分を含めて10数名しかいませんでした。でも、2つ目の停車駅を出発した直後だったと思いますが、突然大きな話し声が聞こえてきたんです。  声の主は、通路を挟んで斜め向かいに座るアラフォーくらい男性。『さっき空港に着いて、今向かってるところ』と電話相手に話していました。でも、一向に通話が終わる気配はなく、態度には出しませんでしたが内心早く切れよとは思っていました」

通話しているのは派手な格好をした中年男性

 ちなみに通話男性は私服姿でおそらく旅行者とのこと。派手目のデザインのシャツを着て、セミロングの茶髪にクロムハーツ風の指輪にネックレスと年齢の割に若々しい恰好をしていたそうだ。 「チャラかったのもありますが、あまり似合ってなかったかな(笑)。若作りはしていましたけど、どう見てもおじさんだったので。ただ、『有休取ったから』なんて話していたのが聞こえてきたので普段はスーツ姿で会社勤めをしている方なんでしょうね。  本当は文句のひとつでも言ってやりたかったですけど、そういう風貌だったので逆ギレされそうじゃないですか。絡まれるのも嫌だったので見て見ぬフリをしていました」
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下車する直前、通話男性を一喝した若者
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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