2017年12月10日

鋳物屋の秘密

鋳物屋(いものや)って知ってます?
鋳物を売ってるお店の事じゃありません。
鋳物を作っている会社のことです。

鋳物というのは、どろどろに溶けた鉄を砂で作った型枠に流し込んで鉄の製品を作るという技法です。

当然、鉄を溶かすので工場内に電気炉があります。
その中には1800度に熱せられた鉄が入っています。

その炉にものを放り込めばなんでも溶けちゃいます。
間違って人間が落ちたら、燃えて溶けて無くなってしまいます。
落ちてからの時間にもよるんでしょうけど、たぶん、骨を拾うことなんて出来ないんじゃないかな。

で、そういう鉄の溶鉱炉を持っている会社なので、妙な噂も出てきます。
鋳物屋の社長がヤクザに弱みを握られて、夜な夜な死体処理をやらされている、という噂です。

ヤクザがどこかで殺した死体を夜中に工場に持ち込んで溶鉱炉に投げ込んで証拠が残らないように処理してもらうわけです。

日本には毎年10万人も行方不明者がいるらしいので、その中のある人たちはヤクザによって殺されて鋳物屋さんの炉で燃やされていたとしても不思議ではありません。

で、少し前に仕事で鋳物屋さんと話す機会があり、その噂について聞いたみました。
すると相手はゲラゲラ笑いながら「それはドラマとか映画の見過ぎ」と一蹴されてしまいました。

その人いわく「自分は鋳物業界に長くいるけど、そんな事件や疑惑をもたれた会社なんて聞いたことがない、そもそも、鋳物屋さんは設備投資が結構いる業界で、しかも何年もかけて投資した設備分の費用を回収しないといけない会社が多くて、今ある鋳物屋の多くは戦後間もないころに先代が興して今は二代目、三代目が社長をやってるところが多い。
死体処理なんかやってたら、ばれたら即廃業になるわけで、そんなリスクを冒すようなような人はいない」とのこと。

なるほどね。確かにそうかもしれない。
でも、電気炉を持っているということは、そういう死体処理は可能ですよね、としつこく聞いてみました。すると「確かに可能だけど、そういうことをしていればいつか絶対にばれるか、ばれなくても噂にはなるでしょ?でもそういうう噂なんて聞いたことないし、それよりも、実際の現場では従業員が怪我をしないように、死亡事故が発生しないように必死に努力してるぐらいだから、死体処理をするなんて発想はそもそもない」と言っていました。

なるほどねぇ。確かにそうかもしれない。
でも、本当のところはどうなんでしょうね?
ボクみたいなのが「鋳物屋さんって秘密の死体処理してるんでしょ?」と聞いたところで、「あーうちの社長は昔やってたみたい」なんて答える人がいるとも思えません。

表向きは完全否定していますが、実際に裏ではどうなのか確認するすべはありませんからね。

いやいや、このブログの読者の方は、業界関係者が理論立てて否定してるじゃん、って思うかもしれません。
でも、そこに1%の可能性が残っている限り、ボクはこの疑惑を追及し続けますよ。
是非期待していてください。(笑)
ese_admin at 12:00│Comments(2)

この記事へのコメント

1. Posted by 考えすぎ   2017年12月10日 17:07
人体の多数は水。
これを含んだ物を溶鉱炉に投げ入れると、沸騰して溶けた鉄が飛び散る。
炉周辺に鉄が飛び散り、可動部が固着するなど破損も伴う。
一発で廃炉になって、仕事が続けられない。

そうそう。溶岩にゴミを投げ入れる動画があったなぁ。同じ事が起きる。
2. Posted by マジレス君   2022年07月05日 14:55
上の方も書いてますが物理的に無理です^^;
軽い爆発が起きて静かに処理なんて出来ませんから。

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