ずっと植物の趣味を二人で楽しみ、出かけた近くの気になるレストランや喫茶店に入っては植物の話をして、帰宅時間の早さに驚き呆れて慌てて解散というパターンを繰り返していました。
「え?どんな関係?不倫でしょう?」
そうなんですけど、関係性が変化していって、本当に趣味とグルメの一番の理解者で、お互いの植物と食の知識や興味の探求を心底二人で追い求めて理解し合ってきました。
よく、浮気された方が相手女性を貶して「男の興味は体だけなのに」と言いますけど、そんな男しか知らないその方の主観です。
少なくとも、私のように落ち着いた年齢にもなると、それだけの関係で時間を過ごすにはあまりにもつまらなさ過ぎて、女性にもよりますけど私にはこちらから願い下げの男性でしょうね。
それだけなら、彼じゃないほうが良いと思いますもん
それに、性の欲望のはけ口なら他の誰でもいいとしても、他の誰でもいい中の一人として選ぶからには、何らかの基準なり自分の好みなり、相性なりがあったからだと思います。
それは、結婚する前からのことで、そうそう恋愛対象の好みは変わりませんから、もともとそういう男性だったというだけじゃないでしょうか。
そんな男だと気が付かなかっただけで、結婚前から性のはけ口としか女を考えていない男を夫にしてしまっただけですよ。
浮気相手の女性がそんな男に変えたわけでもなんでもないですよね
私に関して言えば、彼は私に負けず劣らず趣味に対して勉強熱心で深く心頭するタイプなので、お互いライバルでもあり、新しい情報の交換者でもあったのですから、友人以上に彼の知識や学ぶ人柄を尊敬もしていました。
彼の育てている植物は元気だろうか?
今も育てているんだろうか?
彼の病気は悪化していないだろうか?
久しぶりにジプシー・キングスのアルバムを車の中で聴くと、情熱的で心乱れ、思い悩みながらも満たされた気持ちで過ごした彼との時間を思い出し、「ギターの音色ってこんなにも心揺さぶる深い悲しみを感じる音色だったんだなぁ」なんて、時々自然に流れる涙に戸惑う私です
やっと秋の気配が深まり、寄せ植えの仕立て直しに忙しいです。天候が悪くて、鉢の中が乾かなくて作業も遅れがちです。
去年のこぼれ種で自然に生えてきたケイトウに、秋らしい寄せ植えを仕上げました。
ウインターコスモス、アキランサス、ピンクのタピアン、パンジー
どれもお手頃価格の寄せ植えです