石破茂首相は「話され」「新たにされ」…官邸のX投稿に「なぜ敬語使う」 疑問視され訂正

首相官邸外観(矢島康弘撮影)
首相官邸外観(矢島康弘撮影)

石破茂首相が能登半島を視察した様子を伝える首相官邸のX(旧ツイッター)の公式アカウントの投稿を巡って、敬語の使い方に違和感を唱える声が相次いでいる。

問題の投稿は、5日に首相が能登半島地震の被災者と語らう様子を収めた動画に合わせて、「石破総理は能登の被災地を訪問し、お一人お一人と話され、困難な環境下にある人々のために力を尽くす決意を新たにされました」と書き込んだメッセージ。

政府の発信が首相について「話され」「新たにされました」などと敬語を用いるのは異例といえる。岸田文雄前首相の動向に関しては、同アカウントは「避難所の声などをお伺いしました」(今年1月14日)、「復興に向けた決意を新たにしました」(令和4年3月11日)などとしている。

この投稿については、敬語の使い方を疑問視する返信が寄せられ、自民党の佐藤正久参院議員もXで「日本語が変、なぜ、総理官邸が広報用Xで、石破総理に敬語使うのか?違和感満載のツイート」と指摘している。

首相官邸のXは6日、この投稿について「一部、表現の適正化を行いました」とし、「石破総理は能登の被災地を訪問し、お一人お一人と話し、困難な環境下にある人々のために力を尽くす決意を新たにしました」と修正している。

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