みなさん、こんにちは! いよいよ今週スタートしました、連続テレビ小説の第111作「おむすび」。
このコラムではドラマスタッフから見た、「おむすび」の裏側を皆様にお伝えしたいと思います。担当は、おむすび広報隊長のOです。半年間、全力でお伝えしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします!
さて、第1週で欠かせない現場の裏側といえば、「クランクイン」と「海での飛び込みシーン」。
大阪で迎えた撮影初日
クランクインは今年の3月下旬、場所はNHK大阪のスタジオでした。
記念すべき最初のシーンは、第1回の教室での場面!
主人公・米田結(橋本環奈)が通う糸島東高校の教室の中。橋本環奈さんを始め、制服姿のキャストたちがこれから始まる1年間にワクワク、ドキドキしながら、無事、撮影が開始されました。
「『こめ』『むすぶ』やろ。やけん、おむすび」と古賀陽太(菅生新樹)が指を指した、「1年A組25番 米田結」のノートの表紙。実は橋本さんの直筆だったのですが、気づいた方はいますか?
(劇中の文字にも注目してみてくださいね。 そして、今後、結を「おむすび」と呼ぶ人は陽太以外に現れるのか? 要チェックです!)
ちなみに、クランクイン前日には大阪で「全体顔合わせ&本読み」を行い、これから1年間の苦楽を共にするキャスト・スタッフが大集結しました(感極まった制作統括・宇佐川隆史は、最初の挨拶でもう涙していました……)。
放送は半年間ですが、撮影は約1年。半年前の撮影(そしてそれよりずっと前からの準備)から、ようやく放送開始となったいま、観ていただける喜びを、関係者一同かみしめております!
海での飛び込みシーンは福岡・糸島の漁港で撮影
そして、続いての裏側は、第1回より、あの、海での飛び込みシーン。こちらは7月に、福岡・糸島のとある漁港で撮影しました。
衣装を着て、海に飛び込む……なんて、日常生活ではまずないことなので、キャスト・スタッフ一同入念に準備をして臨みました。
糸島に行く前に大阪のプールで実際の衣装を着てリハーサル! 細かな動きの確認、例えば飛び込む瞬間の動き、四ツ木翔也(佐野勇斗)が結に「つかまれ」というところなど、監督と一つ一つの台詞や動きを確認しながら、こういう感じにしていきましょうと、細かく事前練習をしているのです。
そして迎えた当日。
夏の暑さも感じる、青空広がる糸島で、水中スタッフ、水中カメラ、撮影用の船などもスタンバイする中、いよいよ撮影がスタート。
結の飛び込み、翔也の飛び込み、2人のシーンと、順々に撮影が進んでいきましたが、2人の飛び込み&泳ぎはさすがでしたよね! カットがかかると海上の2人から笑い声が聞こえる瞬間も。のびのびと演じられていました。
水中カメラは下記の画像のようなカメラ(ビート板にカメラを巻き付けています)なのですが、泳いでいるときの接写カットを撮影したり、背中側から泳ぎのカットを撮るときには、カメラマンも後ろから追いかけます! それで臨場感あるカットが撮れるのですね。
飛び込みが成功するたびに、現場からは自然と拍手が。そしてこのシーンの撮影終了後には大きな拍手が送られました!
結は「米田家の呪い」と言っていましたが、この飛び込みが結の祖母・佳代(宮崎美子)の言うように何かのお導きなのか……!?
今後とも「おむすび」にご期待ください!