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国産ジーンズの本場・岡山県で修業
元桐商球児が工房兼店舗を開設
2024.06.21
WEEKLY TOPIC  東毛  桐生市

写真左:腰回りや後ろ姿のシルエットが美しい「Denim Military Trousers W21」(30,800円)。 写真右:「"Engineer Jacket" Indigo」(30,800円)は大きなフラップとポケットが特徴のカバーオール。

栃木県出身の森山竜乃介さんが、デニムの工房兼店舗「森山縫製」を5月18日に桐生市本町で開設した。

未経験からジーンズ職人に

球児だった森山さんは桐生市立商業高等学校で野球部に所属。
卒業後は栃木県に戻り社会人野球でプロを目指したが、けがをきっかけに断念した。
そんな中、元々古着が好きだった森山さんは、日本製のジーンズに興味を持ち「自分でも作ってみたい」と全国のジーンズ会社の調査を開始。
そこで見つけたのが岡山県にあるジーンズ縫製工場「内田縫製」だった。
同社のジーンズ作りに対する姿勢にほれ込み、デザインや縫製も未経験だったが社長に頼み込んで入社。
6年かけてジーンズ作りに必要なスキルや販売の知識を学んでいった。
そして今年2月に桐生市に移住し、念願の店舗をオープンした。

1階の工房で縫製風景を公開し、2階でデニム製品の販売を行う。

1か月待ちの人気ジーンズ

森山縫製のジーンズはワイドなシルエットが特徴。
森山さん自身がかっこいいと思うジーンズを追求していった結果、1940年代から50年代に主流だったルーズフィットでハイウエストなデザインに行き着いたという。店舗ではジーンズのほかにカバーオールやキャップを販売。
ジーンズの購入は店舗で試着後に申し込むかネットから購入できるが、人気のため約1か月待ちとのこと(6月18日現在)。

「いずれは世界に桐生産のジーンズを発信したい」と話す森山竜乃介さんと妻の伶奈さん。

1階の工房では実際にジーンズ作りを見ることもできるので、ぜひ足を運んでみて。

通常は1本のジーンズが完成するのに2時間から3時間ほどかかる。

データ
森山縫製

桐生市本町4-86-2


12:00~18:00(土・日曜は11:00から)


火・水曜


1台


0277-32-4435


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