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第22話「黒翼の襲来」

 深夜の聖域キラファ・リシテル。

 その宿屋の2階にある一室にて、レナは隠密術式で姿を隠して部屋の片隅に佇みながら、ベッドの上に座る金髪の少女を見つめていた。


 エルフの元帥たるマリーシャから戦力外だと言われ、テオドールらに同行することを許可されなかったクラリス・フレスティエが自らの両膝を抱えるようにして蹲っていた。

 彼女は部屋に戻ってからずっとそうしていた。食事もせず、眠らず、ただ俯いて茫洋とした瞳で床を見つめるのみ。


 クラリスは先のグランデンでの騒動により、自らが率いるフレスティエ小隊の隊員すべてを喪った。

 そのきっかけは、グランデンの西方にて、クラリスとゼナン竜王国の誇る大竜将ルドルフ・ベルガーが邂逅したこと。


 後に現場の空に刻まれた次元の裂け目から落下してきた正体不明の繭のようなものの中から現れた異形の者――テネブラエ魔族国の魔王がうちの一柱たるサタンへの対応について、クラリスとベルガーの意見は真っ向から対立。

 下手に刺激するべきではないとしたクラリスと、すぐ間近にある自国にも危機が迫っていると主張するベルガーの対立は激化し、やがては一方的な虐殺の様相を呈した。


 ゼナン竜王国の誇る屈強な竜騎兵たちに、帝国の小隊に属するような若い軍人たちが敵うはずもなく、彼らはグランデンの地にて散華した。

 それから先はグランデンの守護者にして帝国の誇る最強の大英雄クロード・デュラスが駆け付け、ベルガーの指揮下にあった竜騎兵が瞬く間に撃滅。

 極めて高い実力を誇る神使のクラリスすら圧倒したベルガーだったが、クロード・デュラスの前では赤子同然であり、彼に傷1つ付けることすら出来ないまま退却を余儀なくされた。


 それ以降のことについては、語るまでもない。

 レナはフレスティエ小隊が次元の裂け目へ到着する頃には、既にその場にいた。

 高度な隠密術式で姿を隠しながら、監視を続けていたのだ。


 神剣を用いる大英雄の力は凄まじく、後に彼と戦うことになったレナはその圧倒的な実力の前に太刀打ちすることが出来なかった。

 しかし、彼ではなく、大竜将であるベルガーが相手なら容易に対処可能だったと考えている。

 クラリスとベルガーの衝突に介入すれば、フレスティエ小隊の面々がその命を散らすこともなかったかもしれない。


 しかし、レナはそうしなかった。

 それはルシファーから戦を見守れと命令されたことに起因しているが、そもそもレナは故国であるエルベリア帝国に対して強い憎しみと嫌悪感を抱いている。

 かつて自らの愛する両親や屋敷の主夫妻を死へと追いやった国や民がどうなろうと、知ったことではなかった。


 故に傍観していたレナはフレスティエ小隊が壊滅したのを見ても何も感じることはなかったが、今こうして目の前にいる小隊唯一の生き残りであるクラリスの憔悴しきった様子を見ていると言いようのない感情が心を過ぎった。

 まだ年若い少女に振りかかった災難とその後の癒えることのない傷に苦しむ様は、かつてレナ自身が経験した大事な者たちの喪失とそれに対する嘆きに似ているところがある。


 大英雄の娘のシャルロットというレナを目視できる存在によって、グランデンでの行動を控えざるを得なかったが、あの地で主であるテオドールに付き添っている際にクラリスの姿を見ることは度々あった。

 あの頃の毅然とした態度のクラリスや、それとは打って変わって年相応の少女のような可愛らしい様子を見せたクラリス――その面影はもはやどこにもない。


 500年前のレナは家族を殺された悲しみと怒りの感情を必死に抑え、勇者となるにまで至った。

 魔族を殲滅した後には、汚れきった帝国を滅ぼす番だ――と心の底にどす黒い感情を抱くことによって生きる糧としたのだ。


 だが、クラリスにはそのような感情はない。

 彼女にとっては今も帝国は愛する祖国であり、その地に住まう者たちも守らなければならない大切な存在なのだ。

 大事なものをすべて喪ったレナとは根本的に違っていて、暗く淀んだ思いを糧にするようなことは出来ない。


(哀れな……)


 身じろぎ1つしないクラリスを見つめながら、レナは心の中でそう呟いた。

 それはレナの中に眠るわずかばかりの良心から出た言葉なのか、それともルシファーという存在と出会わなかったら自分もああなっていただろうという同情からくる言葉なのか。自分でもよくわからなかった。


 レナはふるふると頭を横に振った。

 いくら自らの主と縁があり、過酷な目に遭った少女とはいえ、所詮は帝国の人間に過ぎないクラリスに対して一体何を考えているのか。

 自分は、ただ大人しくルシファーからの命に従って彼女を見守るだけでいい。もし自刃するような素振りを見せたなら、その時には――。


 レナがそう考えていると、不意にぞわりとした悪寒が走った。

 莫大な闇の力を感じる。

 もちろんルシファーから発せられるものではない。それとはまったく異質な闇がこの地に迫っていた。


 直後、爆発的な速度で向かってきた“ソレ”が宿屋の壁に衝突して大破させ、レナのいる室内に侵入してきた。

 轟音が耳を衝き、煙が立ち込める中、その存在は背中に生えた黒翼をばさりとはためかせて言う。


「う~ん……リーゼメリア、リーゼメリア……あの子の気配が薄い。これだから聖域は嫌い……私の感覚が鈍くなる、鈍くなる……」


 建物の壁を破壊して侵入してきた黒翼を生やした天使のような少女は、頭痛に苦しむかのように頭を抱えながら呟いた。

 およそ意味のわからない言葉だった。

 突然のことに流石のレナも対処できずに呆然としていたが、それよりも問題なのは――。


「……ひっ……!?」


 ベッドで蹲っていたクラリスだった。

 暗い思考に身を委ね、静寂に包まれていた彼女は目の前で起きたことに理解が追いついていない。

 外からは何事かと騒ぎ始めるエルフたちの声がしたが、そんなものには何の関心もないのか、黒翼の少女は気だるそうにしながらもクラリスへと顔を向けた。


「……う~ん? あら? ねえ、あなたは人間? どうして人間がこのツェフテ・アリアにいるの? ねえ、どうしてどうして?」

「ひ、ひぃ……」


 ベッドの上で後ずさりして、必死に黒翼の少女から距離を取ろうとするクラリス。

 そんな様子を見て、黒翼の少女は笑う。


「私が怖い? 怖い?」

「あ……あぁ……」

「あなたからは神の加護を感じる。これは……気象を司る者の力、力。神使たる者がどうして私を恐れるの? 大丈夫、私はあなたを殺さない殺さない。気をしっかり持って?」


 黒翼の少女がベッドに乗り、ただ震えて涙を浮かべるだけのクラリスに近づいて、その頬に手を添えた。

 ――姿を隠して様子を見守っていたレナは、緊張感に満ちながらも無表情で事の成り行きを見守った。


 この莫大な闇の力を持つ少女なら、神使としても高い能力を持つクラリスの首を瞬時にへし折るくらいのことは造作もないだろう。

 それを警戒していると、外で様子を見ていたエルフたちが口々に言う。


「ら、ラナキエルさまだ……!」

「どうして、あのお方がここに……!? ま、マリーシャ・セリエルス元帥はいずこ!? 誰か、早く連絡を……!」


 ラナキエルと呼ばれる黒翼の少女はクラリスの瞳をじっと見据える。

 もはや恐怖しかないクラリスは呻くだけで精いっぱいのようだった。

 ラナキエルが問いかける。


「ねえ、あなたのお名前は?」

「うっ……うぅ……」

「どうして、あなたからはリーゼメリアの気配がするの? あの子のお友達? お友達~? あの子は今どこにいるの? ねえねえ、教えて教えて」


 ころころと質問を変えながら、クラリスの頬を撫でるラナキエル。

 あまりの恐怖心からか、クラリスは遂に甲高い悲鳴を上げた。


「い、いやああああああっ!! 来ないで、触らないで……!!」


 暴れるクラリスの手が、ラナキエルの手をぱしんと叩いた。

 それはまるで無力な子供の抵抗。力強い存在である黒翼の少女にそんなことをしても何も意味はない――はずだった。


「……私の手を、ぶった? 何で。どうして。ねえ、ねえ、どうしてどうして」

「ひいいぃっ!! やだやだやだ!! 来ないで来ないで!!」

「お話にならない、ならなぁ~い……。不快、不快不快、不愉快……」


 ラナキエルの全身から放出される闇の力が膨張した。

 レナがすぐに飛び出そうとした時、彼女の目の前に突如として魔法陣が浮かび上がり、そこから褐色の肌をした女性のエルフが現れた。

 長く艶やかな白銀の髪をしたそのエルフは豊満な身体つきで、服装は薄布で裸身を覆う程度。肌の露出が著しい女性のエルフは、凛とした口調で告げた。


「そこまでだ、ラナキエル」


 その言葉を聞いて、ラナキエルは首をぐるりと回して言葉の主を見やる。

 彼女の感情の浮かばない瞳はレナを映してはいなかったが、それでも怖気立たずにはいられなかった。


「……アミ、ル? アミル……アミル、アミル! 私の大嫌いなアミル!!」


 一気に殺気立ったラナキエルが叫び、瞬時にその手に大鎌を作り出した。

 一方、突然その場に現れた女性のエルフは気軽な口調で話しかける。


「久しぶりだね、元気にしていたかい、ラナキエル。まあ、その様子だと身体は元気でも、頭の中身はやや不健康に見える。有り体に言えば病的だ。以前の君とまったく変わらないようで安心したよ」

「アミル、アミル、やっと見つけた、やっと見つけた!! 今までどこに隠れていたの? ねえねえ、どこ? どこ!?」


「そんなにがなり立てるのはやめてくれないかい。私はずっと『ここ』にいるよ。気まぐれに外を散策するようなこともあるが、私が出不精なことくらい君も知っているだろう」

「嘘、嘘!! いくら探しても見つからなかった! ずっとどこに隠れていたの、この半端者のダークエルフ!!」


 アミルと呼ばれたダークエルフの女性は穏やかな口調で告げる。


「『ここにいる』と言っているじゃないか。耄碌して言葉の意味すらわからなくなったのかい? やれやれ、長生きすることも悪くはないが、それも度を過ぎるといけない」


 ラナキエルはベッドから飛び上がり、その手にしていた鎌でアミルの首を刎ね飛ばした。

 断面から鮮血が噴き出すのを見て、ラナキエルはけらけらと笑う。


「ふっ、ふふっ、狩った、狩った、狩った! アミル、アミルアミル、私の大嫌いなアミルの首、狩った! 狩った!! 首、首はどこ、どこ。蹴って、踏み砕いて、ぐちゃぐちゃにして遊ぶの、遊ぶの」


 狂気に塗れた口調で呟きながら周囲をきょろきょろと見回すラナキエル。

 だが、首を刎ねられて即死したはずのアミルの身体が砂のように崩れ去った。

 そして、次の瞬間にはもうラナキエルの後ろに褐色の肌をしたダークエルフの女性が立っていた。


「おや、誰の首を刎ね飛ばしたと言ったかな? 聞き違いでなければ、アミルと聞こえた気がするのだけれど、いかんせん私の首は何ともない。失礼を承知で申し上げるならば、君の勘違いではないかな、ラナキエル」

「……首、狩った、刎ね飛ばした。何で生きてるの……!?」


 天井にまで噴き上がったはずの鮮血は影も形もない。

 アミルは鼻で笑った。


「相も変わらず、恐ろしい程の速さだ。油断していると本当に首を狩られてもおかしくはないだろう。だけど、君のような存在は得てして搦め手に弱いと相場は決まっているのだよ。この広くもない国土で、長年私を捜し続けても一向に見つけることが出来なかっただろう? 故に私は君をこう評する。力あるだけの無能と、ね」

「アミル……!! 絶対に、絶対に殺してやる!!」

「かかってきたまえ。君の刃は私に届かない」


 ラナキエルの鎌が振るわれた。

 それは凄まじい風の刃となってアミルの身体はおろか、宿屋の壁ごと切り刻む。


 身体を両断されたはずのアミルだったが、その無残な姿はすぐに消え去り、何事もなかったかのように黒翼の少女の背後に再びダークエルフの女性が現れた。

 ラナキエルが憎々しげに言う。


「……幻影!?」

「だから言っただろう? 君は搦め手に弱い、と。頭を冷やしてよく考えてみるといい……おっと」


 再びラナキエルの鎌が振るわれるが、今度はアミルの身体には傷1つ付かない。

 その鎌の一撃は身体に直撃しているようにしか見えないが、空を切ったようだった。

 恐ろしいほど高度な幻術だ。


「アミル……アミルアミルアミル……! 私と戦うのが怖い? ねえ、怖い!?」

「あーあー、怖い怖い、怖くて仕方がない。頭の悪い者が力を持つことがこれほど恐ろしいものだとはねぇ。馬鹿に刃物は持たせるな、とはこういうことを言うんだろう」


 肩を竦めるアミルを見て、黒翼の翼を持つ少女の身体から一層強い闇の力が噴出した。

 魔族の上位種をも超える力を前にしても、アミルはまったく怯えた様子も見せずに言う。


「ラナキエル。君は闇の力を有しているが故に、闇に対する感受性を失ってしまった。この程度の幻影にすら引っ掛かるのはそれが原因だ」

「うるさい、うるさいうるさい……!! 非力な出来損ないのくせに!! 魔導の才しかない半端者のくせに!!」

「そう、私は半端者さ。そして君はその半端者を狩るどころか、姿を捉えることさえ出来ないのだよ。おわかりかな、哀れな黒翼の天使さま。君はその半端者未満ということだ。顔を洗って出直してくるといい」


 アミルが指をぱちりと鳴らした瞬間、黒翼の少女の足元に黒い魔法陣が出現した。

 そこから溢れ出す膨大な魔力は肌を焦がすほど凄まじく、ラナキエルも即座に危険だと判断したのか、吹きさらしとなった宿屋から飛び出そうとする。

 しかし。


「くっ……! アミル……! アミル!!」

「お別れだ、ラナキエル」


 アミルが言うと同時に魔法陣が発光し、ラナキエルの身体が瞬時に消え去った。

 それを見送りながら、ダークエルフの女性は呟く。


「また会う時もあるだろう。これから賑やかになりそうだよ……私はごめんだがね」


 アミルは「やれやれ」と溜息を吐くと、ベッドの上を見た。

 金髪の少女がかたかたと身体を震わせ、呆然としたように虚空を見つめている。

 黒翼の天使の襲来による恐怖と、あまりにもわけのわからない現状に混乱して恐慌状態に陥っているようだ。


「もう怖がらなくていいよ、そこのお嬢さん」


 アミルはベッドに近づき、クラリスの肩をぽんと叩く。

 びくりと反応して見上げてくる少女の頭を撫でたアミルは優しく囁く。


「君は疲れているね、身体も心も。辛かっただろう」

「あ……」


 抱擁されたクラリスは戸惑うような様子を見せていたが、抵抗するような素振りも見せずにただダークエルフの女性に身を預けていた。

 アミルはクラリスを宥めるように撫でながら、ぼやくように言った。


「……それにしても、またマリーシャにどやされそうだ。今回ばかりは見逃してもらいたいものだよ。あの狂える天使さまを相手にしていると、流石に疲れる――」


 嘆きの言葉を紡ぎながら、アミルは独り言のように言う。


「そうは思わないかい、そこの姿なき傍観者さん」


 それまで傍観に徹していたレナは身体が跳ね上がるかのような衝撃を受けた。

 見られている? しかし姿なきと言うからには、この姿を捉えられているはずがない。

 クラリスは不思議なものを見るような表情を浮かべながらアミルを見上げた。


「いやいや、独り言だよ。君は気にしなくていい」


 アミルはふっと笑って言った。


「さて、あの黒翼の天使さまの存在にはマリーシャも気が付いているはずだ。どうなるかな」


 クラリスは身を縮こまらせるようにしながら遠くを眺めて呟いた。


「あ、あちらの方から闇の気配が……」

「即席の強制転移術式を極めて魔力耐性の高い天使さま相手に使ったからね。そう遠くまで移動させられないから、せめて街中に被害が及ばないであろう場所に飛ばしたんだ」


 レナは思考を巡らせた。


(アミルという女性が使ったのは高度な強制転移術式。あのラナキエルという天使が飛ばされたのは間違いなく、エルフの元帥のもと)


 今はマリーシャと行動を共にしているであろうルシファーの姿を思い浮かべる。

 最愛の夫はとても脆弱だ。ジゼルの手によっていくらか強化されているとはいっても、あの身体でラナキエルと衝突するようなことがあれば……。


 急いでラナキエルが強制転移させられた場所を探り当てる。彼女のうちから発せられる爆発的な闇の力はすぐに感じられた。ここからそう離れてはいない。

 レナはもはや建物の原型を留めていない宿屋の2階から飛び降り、周囲に集まって怖々とした様子で宿の様子を見守っていたエルフたちの合間をすり抜けるようにしながら、闇の力が充満している場所に向かって駆けた。


 ――その気配が消えた一室で、アミルは密かに呟く。


「さて、それじゃ私たち“も”見物に行こうか」

「え……?」

「大丈夫。君に危害は及ばないようにするさ」


 アミルは即座に魔法陣を展開させ、クラリスと共にその場から姿を掻き消した。

本作の第4巻が明日10月22日に発売予定です。

リアル書店では本日から出回るところもあるかもしれません。

よろしくお願い致します。

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