放送メディア研究6
放送メディア研究6
『放送メディア研究』は、NHK放送文化研究所がテレビ放送開始50周年にあたる2003年に創刊した雑誌です。その第6号が完成しました。
今号のテーマは、「グローバル化と放送メディア」です。<メディアのグローバル化における生産・流通の構造>、<国境を越える放送メディアが生み出す新たなつながり>、<グローバル化とエスニック・メディア>という三つの柱で構成し、海外の研究者も含め、グローバルな視点から幅広く論考を行いました。
2009年3月27日発行
主な内容
特集・グローバル化と放送メディア
グローバル化とメディア文化再考
岩渕 功
<メディアのグローバル化における生産・流通の構造>
ハリウッド
―支配か退却か?過去、現在、未来、労働問題―
トビー・ミラー/リチャード・マックスウェル
アニメ産業にみる国際分業とグローバリゼーション
―日本と中国を中心に―
毛利 嘉孝
リポート:日本のテレビ番組の海外販売の現場から
中村 美子
<国境を越える放送メディアが生み出す新たなつながり>
トランスナショナルな公共圏の可能性
―メディア/市民/シチズンシップをめぐる両義性―
阿部 潔
流通のパワー
―デジタル技術と日本製テレビドラマの中国人オンライン・ファン―
ケリー・フー
世界に通用するドラマの発想とシナリオ
市川 森一
リポート:海外ドラマの魅力は何か
三浦 基/小林 憲一
<グローバル化とエスニック・メディア―内なる国際化とどう向き合うか>
メディアとディアスポラのためのトランスナショナルな十字路
―調査研究への三つの挑戦―
ミリア・ジョルジオウ
ディアスポラとメディア
―調査研究のための視覚とフィールド―
田中 東子
日本におけるブラジル系メディアの今
アンジェロ・イシ
グローバル化時代の日本語放送
―ニューヨーク・ハワイの現地調査より―
田中 則広/沈 成恩
インタビュー:ハワイの日本語放送KZOO
―デービット・フルヤ社長に聞く―
<おわりに>
対談:グローバリゼーションと放送の公共性
―メディアと市民の関係性はいかにあるべきか―
岩渕 功一/今井 義典
編集
NHK放送文化研究所
〒105-6216
東京都港区愛宕2-5-1愛宕MORIタワー16F
発行
発行所:丸善プラネット株式会社
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町2-17
電話:03-3512-8516
発売所:丸善出版株式会社
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町2-17
電話:03-3512-3256
定価
定価:本体1,800円(+税)