放送メディア研究5
放送メディア研究5
『放送メディア研究』は、NHK放送文化研究所がテレビ放送開始50周年にあたる2003年に創刊した雑誌です。その第5号が完成しました。
今号のテーマは、「社会における“公共性”のゆらぎと『放送』の課題」です。放送やメディアとは分野を異にする多くの研究者や専門家、ジャーナリストの方々にもご協力を仰ぎました。それぞれのご専門や関心分野から多くの示唆的な指摘や提言をいただき、私たちが考えるべき問題の所在が、より立体的かつ動態的なものになったと感じています。
2008年2月15日発行
主な内容
特集・社会における“公共性”のゆらぎと「放送」の課題
社会における“公共性”のゆらぎと「放送」の課題
―特集テーマ解題―
東京大学 浜田 純一
<1.社会における“公共性”のゆらぎ>
「公共」を巡る思考の現在
―市民社会と公共圏の構造変化―
東京大学 山脇 直司
社会福祉政策の危機と問われる公共性
―人々の〈公共意識〉は覚醒するか―
さわやか福祉財団 堀田 力
「日本人の意識」調査に見る日本社会の「公共性」の変化
NHK放送文化研究所 荒牧 央
小論集「日本社会における“公共性”の現在値」
視点1「教育」:世代間格差を断ち切る「公教育」の再生を
―履習主義から習得主義へ
東京大学 本田 由紀
視点2「インターネット」:インターネットの公共性はいかに可能か
―「電凸」をめぐって
ジャーナリスト 森 健
視点3「移民」:グローバル化する社会と公共性
早稲田大学 田中 東子
視点4「地域」:「共感」がひらく,地域の公共空間
地方自治ジャーナリスト 葉上 太郎
視点5「建築」:景観をめぐる公的議論は可能か
東北大学 五十嵐 太郎
視点6「司法」:公共的討論の場としての司法
―司法制度改革と公共性
弁護士・早稲田大学 四宮 啓
座談会:社会における“公共性”のゆらぎと放送の課題
―公共性の再構築に向けて―
東京大学 浜田 純一
テレビユー福島 市村 元
東京大学 林 香里
国際大GLOCOM 鈴木 謙介
NHK 右田千代
<2.「放送の公共性」の課題と新たな「放送の公共性」の構築に向けて>
情報化社会と「放送の公共性」の変容
一橋大学 宍戸常寿
展開する「公共放送」像
―欧米における「公共サービスメディア」論の動向を中心に―
NHK放送文化研究所 米倉 律
放送とオーディエンスの関係を再考する
―新たな放送モデルと公共性へのメディア史的試論―
関西大学 山口 誠
対談:今,「放送の公共性」に求められるものは何か
東京大学 浜田 純一
NHK放送文化研究所所長 榊原 一
編集
NHK放送文化研究所
〒105-6216
東京都港区愛宕2-5-1愛宕MORIタワー16F
発行
発行所:丸善プラネット株式会社
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町2-17
電話:03-3512-8516
発売所:丸善出版株式会社
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町2-17
電話:03-3512-3256
定価
定価:本体1,800円(+税)